
インカレ1日目 深見が表彰台に登る/全日本大学対抗選手権
1年間の締めくくりとなる全日本大学対抗選手権(インカレ)が開幕した。初日は軽量級の3人が出場し、55キロ級の深見健(政経3=安曇川)が3位入賞。団体としては7位で2日目につないだ。
◆11・29~12・1 第70回全日本大学対抗選手権(サイデン化学アリーナ)
▼55キロ級
3位 深見(S100 J119 T219)
▼61キロ級
8位 森本(S97 J124 T221)
▼67キロ級
8位 中野(S114 J132 T246)
※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル
「ケガでスナッチは2、3週間ほど触っていない状況で、今週に入って触り始めた」と万全ではないコンディションの中で今大会を迎えた深見。それでもスナッチでは3本目の100キロを成功させ、この時点で3位に立つ。ジャークは1、2本目を挙上し3本目は123キロに挑戦するも失敗。しかし「ケガしていたことを含めると、順位に至っては自分が今できることをほぼ最大限には取れたと思う」と今日の結果を振り返った。

61キロ級にはインカレ初出場となる森本凌功(営3=紀北農芸)が登場。「1本目(の97キロ)は練習では絶対に挙げている重量なので、油断してしまい乗せ切れなかった」と緊張からの硬さもあり挙上できなかったものの、2本目は成功させた。ジャークは1本目の97キロを成功させたが、2本目は腕を伸ばし続けることができず失格になると、3本目も挙げ切ることができず。「スナッチの1本目をしっかり取り切れなかったことが、自分の中に流れをつくれなかったので、それ以降にも響いて成功率が低かった」と序盤のミスを悔いるかたちになった。

67キロ級の中野龍斗(政経2=水島工)はスナッチを3本全て成功させる安定さを見せたが「114キロ(3本目)の感覚的にも絶対116、117キロは取れたので、そこは自分のアップが雑だった」と不完全燃焼に終わる。続くジャークでは1、2本目を成功させたが3本目は落としてしまい記録を伸ばすことができなかった。

2日目は73キロ級、89キロ級から4人が出場。セコンドの岸本コーチは道畑陽識(政経4=常翔学園)、大久保直倖(法4=宇佐)に対し「4年間見てきた中で最後やってくれるのを信じて応援したい」と期待を寄せた。
[塩谷里菜]
試合後のコメント
深見
――1年間を振り返っていかがですか。
「今年1年間ですごく記録は伸びたと思います。本格的に競技をやるのはあと1年なので、来年度はばっちりのコンディションで、最後笑って終われるように、1年間しっかり競技と向き合ってやっていきたいと思います」
森本
――自身初のインカレでしたが振り返っていかがですか。
「1本の重みというのが、全然他の試合とは違うなと感じました。来年度も出られるとしたら、その安定感をもっと強化して来年の試合に臨みたいと思います」
中野
――来年以降変えていきたい課題はございますか。
「自分は脚が弱いので脚を強くすることと、フォームですね。どの重量になってもフォームが変わらない。自分が重くなったらその分パワーに頼ってしまうところがあるので、そこをしっかり改善して、来年度のインカレでは6本絶対に成功するという気持ちでやりたいと思います」
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