
東亜大にストレート勝ち! 失セット0で準々決勝へ/全日本大学選手権
全日本大学選手権3回戦は、昨年度フルセットの死闘を繰り広げた東亜大と再戦した。デュースとなった第1セットを勝ち取り、見事3-0で勝利。準々決勝へと駒を進めた。
◆11・26~12・1 全日本大学選手権(東京体育館他)
▼11・28 対東亜大戦(東京体育館)
○明大3{31―29、25―18、25―23}0東亜大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)
第2、3セット
山田⇄金田晃太朗(政経4=駿台学園)
ラリーを取り切ることができず、1点ビハインドで迎えた第1セット終盤。スパイクをシャットアウトされ、22―24とセットポイントを握られる。ここで岡本がクロスのスパイクを決めると、続いて佐々木がブロックポイントを生みデュースに持ち込んだ。拮抗(きっこう)した展開が続くも「スタメンも我慢できたし、リザーブが3人入って流れをつくってくれたことが大きい」(近藤)と、途中出場の坂本雄大(政経4=市立尼崎)、金田晃太朗(政経4=駿台学園)、吉田竜也(政経2=駿台学園)の活躍もあり、30点を超えるデュースを制した。
「いつもとは違って、朝起きた時から完全に集中できていた」(佐々木)。持ち味の守備はもちろん、サーブ、ブロックとこの日大活躍の佐々木。序盤に連続サービスエースを生むと、中盤でもスパイクで連続ブレークに貢献。流れをわたすことなく25-18でセットを連取した。第3セットは岡本のバックアタックや金田のネット際のうまさが光った。相手も粘りを見せたが、最後は渡邉のクイックがコートに突き刺さりストレート勝ちを収めた。
昨年度は東亜大、法大とのフルセットののちに準々決勝を迎え、体力面での厳しさが見られた。しかし、今年度はこれまで失セット0、かつリザーブメンバーも投入し体力を温存できている。次戦の相手は春季、秋季関東大学リーグ戦で敗北している日体大。昨年度敗れた準々決勝の舞台で、必ず勝利をつかみ取る。
[上原朋子]
試合後のコメント
岡本
――試合開始前の円陣がいつもより長かったと思います。何を話していましたか。
「変わったことは言ってないんですけど、高さとパワーがあるチームに対して、しっかりトータルディフェンス、やってきたことを出していこうっていうこと。あとは2勝して自信持つことはいいことだけど、しっかり油断しないようにっていうのを改めて言って。気合い入れていこうって一言掛けて、あと雰囲気づくり、入りの大切さはこれまで試合通して学んできてるところなので、雰囲気をつくってやっていこうっていうことを声掛けしました」
――昨年度東亜大戦はフルセットでした。今年度ストレート勝ちできたのは何が違いましたか。
「体力的なところはありますし、サーキットトレーニングをやってきて体力がついて、終盤でも高いパフォーマンスを維持できたことは大きかったと思います。何よりディフェンス面、ブロックとレシーブの関係性は去年より良くなりました。上から打たれてしょうがないボールもあったんですけど、タッチで引っ掛けたり抜けてきたところをうまく連携できたりして自分たちの点数にするところが多かったのでストレート勝ちに持っていけたのかなと思います」
近藤
――どのようなことを意識してトスワークをしていましたか。
「相手のミドルが自分たちのクイックにコミットしてきて、完璧1対1対1で来たんですけど、そこに対して一枚来るけどそれでも打ち切れるトスっていうのを意識しました」
――明日に向けて修正したいところは何ですか。
「まずはしっかり打たせるってことは大事にしてて、あとはレフトのトスが打たせ切れてなかったのでそこは修正したいです。トータルディフェンスに関してはすごく精度が上がってて自分たちも自信持っていけてると思います。ちょっとずつ修正するところはあると思うのでそこを今日ミーティングで詰めたいと思います」
佐々木
――明日に向けて一言お願いします。
「明日必ず勝ち切って、3決(3位決定戦)じゃなくてちゃんと決勝の舞台に行けるように頑張ります」
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