西日本工大にストレートで快勝/全日本大学選手権

2024.11.27

 1年間の集大成である全日本大学選手権(全カレ)。2戦目の相手は西日本工大。1度もリードを譲ることなくストレート勝ちを収めた。次戦は東亜大と対戦する。

◆11・26~12・1 全日本大学選手権(東京体育館他)
▼11・27 対西日本工大戦(東京体育館)
○明大3{25―12、25―14、25―20}0西日本工大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

第2、3セット
佐々木⇄前嶋悠仁(法3=日本航空)

第3セット
岡本⇄荒井貴穂(法1=駿台学園)
黒澤⇄坂本雄大(政経4=市立尼崎)
渡邉⇄金田晃太朗(政経4=駿台学園)
近藤⇄吉田竜也(政経2=駿台学園)

 終始主導権を握った明大が西日本工大にストレート勝ちを収めた。第1セット、岡本のノータッチエースが決まるなどテンポの速い攻撃で相手を突き放し、余裕のある試合運びとなった。「昨日は初戦だったので緊張していた。今日は緊張することなくできた」(坂本)。25―12と大きく点差をつけて勝利し、試合の流れを引き寄せた。第2セットでは途中出場した金田のストレートや荒井の1枚ブロックが決まるなど攻守がかみ合う。5連続得点を奪うなど支配的な展開となり、25―14でこのセットを獲得した。

 第3セット序盤もリードする展開となり、前嶋がライン際を攻めたサービスエースを決めるなど勝利に向けてのカウントダウンは順調かと思われた。しかし、中盤にサーブミスなども響き13―13とこの試合はじめて同点とされる。逆転も危ぶまれた状況だったが、明大サイドは冷静さを欠かすことなくリードを譲らなかった。体勢を立て直すと以降は坂本が活躍。190センチと恵まれた体躯を生かした力強いアタックが幾度もさく裂し、次々と点を奪い、一歩ずつ点差を広げていった。最終的には25―20でこのセットも勝利し、無傷の連勝となった。

 岡本は「前日に相手の対策をして、それが思った通りの形で実行でき、余裕を持った試合展開ができたと思う」と勝因を振り返った。優勝のためには4日連続で勝利しないといけない。体力面も懸念材料とはなるが「誰が出ても勝てるチームだと思う。疲れはみんなで分散できる」と坂本。部員全員一丸となって悲願の頂点へ駆け上がる。

[橘里多]

試合後のコメント

岡本
――試合を振り返っていかがでしたか。
 「相手は結構コンビとか使ってくるチームだったので、自分たちは1、2セットでサーブで狙いをもち、ブロックでしっかりトライしていけたっていうところは良かったです。昨日に引き続き選手交代もして、全員で体力も明日に向けて残しながら勝ち切れたっていうのは良かったです」

――ブロックがよく決まっていた印象があります。
 「そうですね。秋季リーグ戦が終わってからもブロックとレシーブの関係は練習をやってきたところではあるので、それが形になって、相手もやっぱストレスを感じてやみくもに打ってきたところをしっかりブロックで仕留めることができ、今日のブロックポイントの本数にもつながっているかなと思います」

坂本
――試合を振り返っていかがでしたか。
 「そうですね。今年自分たちが練習したトータルディフェンスなどを出せたので、いい感じだったのですが、3セット目でメンバー変えて、あまりうまくいかなかったのでそこを集中して直したいなと思います」

――ご自身の状態はいかがですか。
 「ばっちりです」