グレコで三島が大学入学後初の表彰台/東日本学生選手権

2024.11.27

 大会初日は上半身のみの攻撃が許される新人選手権・男子グレコローマンスタイルが行われた。明大からは7人の選手が出場。ルーキー・三島大河選手(政経1=土浦日大)が3位入賞し、唯一表彰台に上がった。

◆11・26~28 東日本学生選手権(駒沢屋内球技場)
[男子グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
小川――ベスト8
▼63キロ級
國年――2回戦敗退
▼67キロ級
三島――3位
髙塚――1回戦敗退
▼72キロ級
和田――ベスト8
▼77キロ級
森――1回戦敗退
加藤――2回戦敗退

 三島は1回戦、相手側のパッシブと場外ポイントで2―0と優勢に試合を進めるも後半開始およそ10秒後、2点技を3回決められ2―6と4点を追う展開となる。しかしその数秒後には2点技を決め返し、相手の体は場外へ。5-6の接戦で試合は残り25秒、三島が再び2点技を決め逆転勝利を果たした。「(1回戦目は)強豪の日体との対戦になったが練習してきたポイントを取られても耐えて動くことができた」(三島)。2回戦も7―0と快勝し、迎えた準決勝は開始1分半後にフォール負け。「(対戦相手と)今まで練習したことがあって、全国大会でも上位の選手だったので気持ち負けした部分があったかもしれない。最初は組負けしていなかったが、気を抜いたところでやられた」(三島)と突如の幕切れとなった試合を振り返った。

 大会2日目は全身への攻撃が許される新人選手権・男子フリースタイルが行われる。明大からは11人が出場予定だ。選手たちの活躍に期待したい。

[小松錦葵]

試合後インタビュー
三島
――グレコローマンスタイルは専門ではないとお聞きしました。
 「そうですね。大学に入ってからやり始めました。本当はフリースタイルだけの出場だったのですが、1年生のうちというのとグレコローマンスタイルが自分の好きなフリースタイルの技に生きてくることもあるので経験したいなと思い挑戦しました」

――逆転の場面がありましたが意識したことはありますか。
 「逆転しようと思うと相手の思うつぼにはまるので、がむしゃらにいくけど相手のスキを把握すること、ポイントを取って逆転した後でも相手が最後に攻めてくるところを守り切ることを意識しました」

――3位入賞はどう捉えていますか。
 「大学に入って初めての表彰台で、すごくうれしいです。でも準決勝でもっと自分の動きができれば良かったと不完全燃焼なところもあるので今後の大会はそうならないように練習を頑張っていきたいです」

――フリースタイルへの意気込みをお願いします。
 「自分の階級は強い選手が多くて1回戦目から接戦になるので、帰ったらまず体のケアをして、自分の得意なタックルや組手ができるように勝つ対策を立てて挑みます」