北翔大にストレート勝ち/全日本大学選手権

2024.11.26

 

 1年間の集大成であり、4年生にとっては学生最後の大会である全日本大学選手権(全カレ)がついに開幕した。今年度、関東リーグ2位として挑む初戦の相手は北翔大。見事ストレート勝ちを果たし、明日の戦いに駒を進めた。

◆11・26~12・1 全日本大学選手権(東京体育館他) 
▼11・26 対北翔大戦(東京体育館)
○明大3{25―18、25―23、25―21}0北翔大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
S近藤蘭丸(文3=東福岡)、OH佐々木駿(商3=土浦日大)、MB渡邉健(政経2=日本航空)、OP黒澤孝太(政経3=明大中野)、OH岡本知也(政経4=五所川原工)、MB山田美雄(政経3=東福岡)、Li磯脇侑真(政経2=東福岡)

 昨年度は惜しくもベスト8に終わった今大会。「目標は日本一なので、まずは目の前の試合に勝って最終的に決勝で最高のパフォーマンスを出せたらいいなと思う」(金田)。その言葉通り序盤から渡邊のスパイクで流れをつかんだ。中盤は、山田が得意のブロード攻撃で4連続ポイントを取り17―10と突き放す。その後は、黒澤のスパイクが得点力となり25―17でこのセットを危なげなく獲得した。

 続く第2セットは両者譲らない展開に。それでも、今年度チームをけん引してきた岡本のスパイクが光り10―8。ここで先日大阪ブルテオンへの内定が発表された金田がコートイン。「コンディション的にはベストではないが、自分の出番が来た時にいかにチームに影響をもたらせるかが大事だと思っているので頑張りたい」(金田)とケガからの復帰を果たした。先に20点台に乗せた明大だったが、北翔大のブロックを突破できず3連続ポイントを許す。しかし、最後は金田がスパイクを決め切り、チームのピンチを救った。

 第3セットでは坂本のサービスエースで勢いに乗ったように見えたが、相手のスパイクをうまく拾うことができず4連続ポイントを許す。「相手は両サイドの選手がしっかりたたく攻撃力のあるチームなので、競る展開があった」(岡本)。それでも吉田竜也(政経2=駿台学園)や松木太一(政経1=上越総合技術)などの投入でチームにいい流れをもたらし25―21でストレート勝ちを飾った。一発勝負であるトーナメント形式の今大会では、強い精神力と体力も重要になってくる。「強い相手が続くが、一戦一戦出し切って最後は優勝で終わりたい」(黒澤)。日本一への挑戦はまだ始まったばかりだ。

[田上愛子]

試合後のコメント 
岡本
――連戦になりますがいかがですか。
 「昨年度の全カレで、法大さんと東亜大さんとフルセットになって体力的にしんどいところもあったので、今日ストレート勝ちできたのは良かったです。いろいろな選手交代をしていく中で、改めて全員で戦えることが分かったし、体力を残していく意味でもしっかり全員で明日も戦えればなと思います」

金田
――久しぶりの公式戦はいかがでしたか。
 「最初は少し緊張というか、ふわふわした感じはありましたけど、周りのみんなも元気よく楽しそうにやってくれていたので自分もプレーをしていて楽しかったです」

黒澤
――明日注目してほしい選手はいらっしゃいますか。
 「やはり知也さん(岡本)次第できっとこのチームの雰囲気が変わってくると思うので、知也さんがどれだけ乗ってくれるかを見てもらえればいいかなと思います」