
大会後インタビュー④ 関・中野組/全日本学生大会
全日本学生大会(全日本)で男子白帯緑帯の部に出場し、未経験者同士ながら力強く息の合った演武で優勝に輝いた関・中野組。大会を振り返り、今後の展望についてうかがった。
(このインタビューは11月7日に行われたものです)
関隼人(商1=高輪)
中野太智(法1=弘学館)
――今回の優勝という結果について感想をお願いします。
関「お互い坊主にしてかなり気合が入った大会でしたので、うれしい気持ちでいっぱいです」
中野「人生で日本一を経験したのは初めてなのでうれしかったです」
――自信はありましたか。
関「私がケガをしていたのですが、中野に迷惑がかからないように人一倍練習したつもりで、それに伴ってかなり自信もありました」
中野「夏に合宿に行ったり、新人戦も同じペアで優勝したりしましたし、そこからまたレベルを上げて練習したので、自信はかなりありました」
――初めての全日本で緊張はされましたか。
関「待機している間は緊張していましたが、2人の名前が呼ばれて返事をした時からはもう落ち着いて臨みました」
中野「大会前日はものすごく緊張していましたが、当日武道館に立ったら緊張よりも楽しみの方が勝ちました」
――お2人とも大学に入るまでに、少林寺拳法の経験はございましたか。
関「2人ともありませんでした」
――明治大学に進学し、少林寺拳法を始めようと思ったきっかけは何ですか。
関「私は同じクラスに阿蘓品(泰輝・商1=坂出第一)くんがいて、誘われたことが1番大きいですね」
中野「何か一つの大きな理由があったのではなく、体験に行っていいなと思って入りました」
――少林寺拳法を始めてみて、今感じている魅力はありますか。
関「武道ということもあって、ただやるだけではなくて精神的な強さが身に付くのが魅力かなと思います」
中野「強くなるだけではなくて、礼儀や言葉遣いなど人間として当たり前のことも同時に身に付けられるところが魅力だと思います」
――競技未経験からここまで明大少林寺の練習を経験してきて、大変だなと思うタイミングはありましたか。
関「初めてなので、技のいろはの理解や掛け方が難しいものもありますし、全く知らないことばかりでした。初めてのものに触れることが大変でした」
中野「自分は練習についていくだけでも大変で、体力面でもきつかったですし、 技を覚えるのがあまり得意ではありません。演武の構成を覚えるのにも時間がかかるので、大変でした」
――大変な中で、ここまで続けられた理由はありますか。
関「小林寺拳法部はお互い鼓舞し合ったりっていうのがあって、それでやる気を奮い立たせてくれたり、初めての関東の大会でも優勝したりといい経験ができました。この辺りがモチベーションになっていました」
中野「自分は先輩に付いていっただけというような感覚でもありますし、先輩方がかっこよかったから今までちゃんと続けることができたと思います」
――4年生とともに挑む大会としては最後になったと思いますが、 4年生から学んだことはありますか。
関「4年生からは技はもちろん、人間としてのあり方、精神力の強さや礼儀など、そういう正しい人間のあり方、人間像を深く学ぶことができました」
中野「本当に(関が言ったことと)同じことを学ばせていただきました」
――今後の目標を教えてください。
関「私は今回が初めての優勝なので、来年の全日本も絶対に優勝して連覇を目指していきたいです」
中野「来年の全日本だけではなく、来年も関東学生大会と関東新人戦、全日本と3つあるので、全部優勝したいと思います」
――ありがとうございました。
[平良有梨奈]
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