(7)全カレ事前インタビュー/岡本知也

2024.11.25

 11月26日から全日本大学選手権(全カレ)が行われる。今年度、東日本大学選手権(東日本)、秋季関東大学1部リーグ戦(秋リーグ)ともに2位の明大。残すは優勝の栄光ただ一つだ。
 大会を明日に控えた選手たちのインタビューをお送りします。第7回は岡本知也主将(政経4=五所川原工)です。

(この取材は11月20日に行われたものです)

――現在のコンディションはいかがですか。
 「フィジカル的なところだとトレーニングメニューはトレーナーの方と相談して、体に疲労が溜まらないようにしています。秋リーグが終わってから新しくサーキットトレーニングを入れて体力向上というところで。全日本インカレでは連戦が続くので自分たちの体力の強化を図っています。コンディションは良くなってきていると思います」

――技術面ではどのような練習を行いましたか。
 「新チームが始まってから、戦術的なところだとトータルディフェンスで、ブロックとレシーブの位置関係を重点的に強化してきました。強化してから、東日本インカレであったり、秋リーグでその結果が少しでも現れたかなって思うんですけど、やはりまだ改善しないといけない部分、まだ曖昧な部分があったりするので、そこの強化というところでは秋リーグが終わってから時間を割いています。あとはミドル中心の速いコンビバレーを生かしていくためにレセプションの安定感を強化しています」

――現在、理想とするバレーの完成度は何点ぐらいですか。
 「85点くらい。新チームが始まって結構いい形には持ってきているんですけど、やはりリーグ戦に出れなかったメンバーであったりだとか、新しくメンバーに絡んでくる選手がいるので、そういった選手たちとのチームとしての完成度っていうところがまだ足りないなっていうので、あと15点。残りの期間で少しでも100点、それ以上にしていけるように頑張りたいです」

――秋リーグを振り返っていかがですか。
 「全体的に言うと、結構ケガ人であったり、試合に出るメンバーが変わる中でもしっかり結果を残せたというのは、非常に自分たちとしてもプラスになる部分かなと思います。そういった結果を出した要因として、個人の技術の向上であったりだとか、新チーム始まってからやってきたチームとしての組織力の部分が形になってきたっていうところは非常に感じます。春リーグ6連勝してから5連敗したっていうところで、終盤でもしっかり勝ち切る力がついたところが、秋リーグでの収穫というか、全体を通しての印象です」

――昨年度は2日連続のフルセットを戦いました。かなり体力的にきつい部分があったと思いますが、今年度の全カレはどのように戦いたいですか。
 「戦い方で言うと、やっぱり自分たちは勢いに乗ったら他の大学には止めることができないっていう勢い、力があるチームであることは自負していますし、そういった強みを出していくためにも試合の序盤の入り方っていうところでは選手たちにも話していますし、意識したいところではあります。また、連戦っていうところで去年フルセット2試合やって、次の日の順大戦をボロボロで戦ったっていうところで、反省も生かしてサーキットトレーニングも入れているので、今回はいい準備をして臨めるのかなっていうふうに思います」

――カギを握る選手は誰だと思いますか。
 「やはりセッターの近藤蘭丸(文3=東福岡)はチームの中心ですし、特徴的な癖のあるスパイカーたちを操る司令塔の役割でもあるというところで、チームの心臓ですし、注目してほしい選手の1人ではあります」

――全カレの意気込みをお願いします。
 「日本一という目標に向けて新チームとしてやってきた中で、まだ取れてない頂の景色をチーム全員で取りに行くのと、これまで支えてくださった多くの方々への恩返しも含め、結果で表現していければいいなと思います」

――ありがとうございました。

[七海千紗]