松本、5000mで明大新記録樹立!/日本学生陸上選手権

1999.01.01
 6月9日から11日にかけて日産スタジアムで行われた天皇賜杯第75回日本学生陸上競技場選手権大会で、松本が快挙を達成した。1年生にして5000mの明大記録を塗り替える快走を見せ、大器の片りんをうかがわせた。
 各校のエース格が一堂に会した5000m。このレースに出場した松本は自己ベストの走りで明大記録を更新。本人もゴール直後、思わず観客席にピースを見せるほどの満足な走りを見せた。「スタートは出遅れた」(松本)ものの、中盤はそのままペースを崩さず16位前後をキープ。ラスト1周でスパートをかけて見事13位に滑り込んだ。1位から4位が大会新記録を更新するハイレベルなレースの中、「次につながるいい走り」(西駅伝監督)で好成績を残した。

 1万mには岡本と田中が出場。岡本はスタート当初、中盤に位置していたが、後半ペースが落ち16位。また田中もスタートの出遅れが響き、27位という結果に終わった。

序盤、積極的に先頭に立つ松尾
序盤、積極的に先頭に立つ松尾

 10km競歩には松尾と大竹が出場。松尾は前半トップに立ちレースを引っ張ったが、後半ペース配分の狂いがあってかスピードを維持できず23位に終わった。一方、大竹は終始安定したレースを見せ、13位をキープした。

 「いかに粘りのある走りができるかが重要」(西駅伝監督)。長距離ブロックは休む間もなく、大事な全日本大学駅伝予選会を24日に控える。万全の調子でない選手も多かっただけに、全体の調子を予選会に合わせることができるかどうかが、チームの結果を左右することになりそうだ。