レース中は強い海風が吹き荒れ、風速10ｍ以上という厳しい気象条件。加えて、高さ６ｍの丘や３連続でのアップダウンといったクロスカントリー特有のタフなコースに、時おり顔をしかめながらも、松本は懸命に集団についていった。赤と白を基調とする日の丸をイメージして作られたユニホームをまとい、堂々とした走りで、日本人４位の梁瀬（中大・35位）のすぐあとに続いてゴール。「日本人４位には入ってほしかったな」（西駅伝監督）。だが、注文が付くのは今後への期待の大きさの表れでもある。

　松本は３月に行われた福岡国際クロスカントリー大会で６位、続く千葉国際クロスカントリー大会で５位に入賞した実績が評価され、今回、初の代表に選ばれた。

高校男子選抜レース４位の安田

　また、安田が同大会記念イベントの高校男子選抜レースに出場。ゴール直前での３位争いに敗れたものの、４位に入った。