8季ぶりのリーグ制覇ならず/関東学生春季1部リーグ戦

1999.01.01
   やはり山梨学大の壁は大きかった。8季ぶりのリーグ制覇へ向けて臨んだ山梨学大とのリーグ戦決勝。本学は0―5という結果で敗北し、関東リーグを2位という成績で終えた。
 試合は序盤から山梨学大ペースだった。「速い攻撃に浮き足立って、立ち直れなかった」(野原主将・法4)との言葉通り、本学は山梨学大の速く正確なパス回しやドリブルに翻弄され、試合開始約10分間で2点を失ってしまう。攻撃の際も山梨学大に強いプレッシャーを仕掛けられて思い通りのプレーができず、PCなどのゴールのチャンスも得点につなげられないまま、前半を0―2で終えた。

 後半になっても、本学は山梨学大の勢いを止められない。後半開始直後に山梨学大にエンドラインからヒットシュートを決められ、その後も失点を重ねる。前半同様、チャンスを生かしきれない本学はついに1点を得ることもできず、0―5という大差で試合は終了した。

 「日本リーグに参戦して試合慣れしている山梨学大に対して、明治は試合の間隔ができてしまい、それが結果として表れた」と小池コーチは語る。また野原主将は今回のリーグ戦を「2位という結果は良かったが、技術面・精神面といった内容がまだまだできていない」と振り返った。しかしその一方で、「今回のリーグ戦で法大・東農大に勝利したことで、部員たちがトップレベルでもやっていける自信がついた」(野原主将)と手応えを感じたようだ。

 そして準優勝という好成績を残した本学は、今月末に行われる全日本王座決定戦の出場を決めた。野原主将は「気持ちで負けず、全部出し切り思い切りぶつかりたい」と意気込む。反省を生かし、練習試合を重ね試合感覚を養ってチームをさらに仕上げてほしい。全国の強豪校とどのような試合を繰り広げるか、非常に楽しみだ。