
(4)全カレ事前インタビュー/佐々木駿
11月26日から全日本大学選手権(全カレ)が行われる。今年度、東日本大学選手権、秋季関東大学1部リーグ戦(秋リーグ)ともに2位の明大。残すは優勝の栄光ただ一つだ。
大会を4日後に控えた選手たちのインタビューをお送りします。第4回は佐々木駿選手(商3=土浦日大)です。
(この取材は11月16日に電話で行われたものです)
――最近の調子はいかがですか。
「結構練習に力入れてて、だいぶ追い込んでる感じですね。体の疲労がやばいです」
――1週間後に全カレを控えた今の心境はいかがですか。
「結構山(ブロック)が厳しいところではあるので、コンディションをしっかり整えて。去年の全カレも体力不足ってところで負けちゃった部分があるので、そこをもっと突き詰めたいです」
――コンディションはどのように整えますか。
「イメトレ(イメージトレーニング)、いい状態の自分をイメージするとか。あとはルーティンつくるとか柔軟欠かさないとかです」
――ルーティンはどのようなものですか。
「音楽聞いたり。自分結構『スキマスイッチ』が好きなんですよ。『全力少年』とか、あとはマイナーな曲とか聞いて気分上げます」
――試合のどういったところが楽しいですか。
「相手との駆け引きとか、相手のでも味方のでも応援があるとやっぱりテンションが上がります」
――秋リーグを振り返っていかがですか。
「限られたメンバーで戦わなきゃいけないってなったけど、コートに入っている人はもちろんメンバー外もみんなしっかり気持ち固めて。そういうところで一つになれたかなと思います」
――秋リーグが終わってからの1カ月で練習したことは何ですか。
「去年よりも圧倒的にトレーニングの量が増えたのと、サーキットっていうフィールドトレーニングがだいぶきつかったです。あとは格段にブロックアンドレシーブが良くなってきてるかなと思います。個人個人のブロックの出し方であったり、1対1をしっかり止めたりとかそういうとこから。後ろにレシーバーをつけて、AチームだったらAチーム(の人を)入れて、どういうブロックシステムにして抜けたところをしっかりディグ上げるかという感じで練習しています」
――春リーグではリベロを務め、そこからまたアウトサイドヒッターに戻るなど忙しい1年だったと思います。ここまでの1年間を振り返っていかがですか。
「いろんなこと経験させてもらって。いろいろ忙しかったんですけど、自分的には収穫があったのかなと。やっぱりリベロをやったことで、ボールへの予測能力が前よりもだいぶついたりして。練習でも、相手がフェイントするって分かった時の動き出しが『リベロと自分の動きはやっぱり(他とは)明らかに違う』って言われてたんで、そういうところで能力がついたのかなと思います」
――1年間でご自身が成長したことは他にありますか。
「スパイクの打つコースを意識したのと、あとは2段トスをどう打ち切るかっていうのもイメージしていました。自分ブロックアウトは得意なんですよ。でもやっぱりできることだけやっててもしょうがないんで、2段トスだったらちゃんと高さ意識して肘落とさないように角に打つとか。あとは今年はキャプテン兼エースがしっかりいるんで、リベロと自分でサーブキャッチを2枚で取ったりして、知也さん(岡本・政経4=五所川原工)に打たせるっていうのは意識しています」
――全カレでこだわりたいところはどこですか。
「リベロもいますけど、やっぱり自分は守備の要ではあると思うので、そこはしっかりこだわって。あと1週間くらいあるんで、もっと突き詰めて頑張りたいなと思います」
――全カレは4年生との最後の大会になりますが、4年生に対する思いなどがあれば聞かせてください。
「知也さんとは去年から対角ずっと組んでて。切磋琢馬(せっさたくま)じゃないですけど、協力してったり、普段も仲いいしご飯奢ってもらったりもしてて。他の4年生たちも個性あっていい人たちばっかりで、いろいろお世話になってるのでやっぱり勝たしてあげたいなと思います。ちゃんと決勝の舞台までいって胴上げしてあげたいです」
――全カレに向けて意気込みをお願いします。
「厳しい戦いにはなると思うんですけど、一個一個しっかり目の前の試合に集中して。優勝します!」
――ありがとうございました。
[上原朋子]
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