(1)全カレ事前インタビュー/磯脇侑真

2024.11.19

 11月26日から全日本大学選手権(全カレ)が行われる。今年度、東日本大学選手権(東日本)、秋季関東大学1部リーグ戦(秋リーグ)ともに2位の明大。残すは優勝の栄光ただ一つだ。
 大会を1週間後に控えた選手たちのインタビューをお送りします。第1回は磯脇侑真選手(政経2=東福岡)です。

(この取材は11月16日に電話で行われたものです)

――現在のお気持ちはいかがですか。
 「楽しみっていう部分が一番大きいですね」

――現在のコンディションはいかがですか。
 「いい方にいってるって感じですかね」

――特にどの部分がいいと思いますか。
 「キャッチの精度だったり、ディグもだんだん上がるようになってきてるのでこのまま継続していきたいなって思ってます」

――今年度のここまでの試合を振り返っていかがですか。
 「春リーグ(春季関東大学1部リーグ戦)はディグだけで、東日本からどっちもやらしてもらったけど、東日本はやっぱり課題のサーブキャッチで最後やられてしまったので。キャッチの面を重点的に鍛えてきたので、そこをしっかり改善した部分を見せていけたらなって思います」

――どのような練習を行いましたか。
 「数をやり込んで感覚を覚えさせたって感じですね」

――今までで一番印象に残っている試合はありますか。
 「東日本の決勝戦5セット目のサーブのところ。そこの部分が本当にずっと思い出しますね」

――東日本での悔しい思いがご自身の成長にどのようにつながっていると思いますか。
 「やっぱ練習してきて自分でも前よりは全然できるようになってるっていう自信はあるので、全カレで頑張りたいなって思います」

――チームの雰囲気はいかがですか。
 「ちょっと合ってない部分とかもあったりするけど。でもそういう意図あるミスっていうか、考えないでミスしてるわけじゃないので、全カレまでにはそういうところを修正して完璧にしていきたいっていう感じです」

――どのようなところの修正をかけているのでしょうか。
 「ブロックとレシーブの関係だったり。あとはスパイカーとセッターのコンビの精度がちょっと今ギクシャクしてる部分はあるので、そういったところを修正していきたいです」

――明大の強みは何だと思いますか。
 「やっぱりレシーブとブロックですかね。ちっちゃい分、もうどのチームよりもレシーブとブロックの関係には気をつけていかないといけないので。ブロックとレシーブには自信を持ってると思ってます」

――試合を楽しむために心掛けていることはありますか。
 「自分はプレーして点を取ることはできないんで、スパイカーたちを鼓舞したり拾って後ろから支える声掛けであったり、チームを支える声掛けを意識して楽しんでやりたいなと思ってます」

――ご自身の強みは何だと思いますか。
 「ディグには自信持ってるんで。ディグを見てほしいって感じです」

――バレーを始めたきっかけを教えてください。
 「元は野球やってて、お兄ちゃんがバレーやってたので小学3年生の時に野球を辞めてお兄ちゃんがやってたから入ったって感じですね」

――バレーの魅力は何だと思いますか。
 「本当にチームスポーツだし、なんていうか誰か一人がサボってもダメなスポーツなんで。だからそのチームの連携じゃないですけど、チームの輪っていうところが魅力かなって感じます」

――全カレはトーナメント戦になりますが、一発勝負の怖さはありますか。
 「負けたら終わりだけどそんなあんま負けるとかは考えてないんで。本当に4年生と一緒にやるのが最後ぐらいって思ってて負けるとかは考えてないので、全力でやりたいと思ってます」

――カギを握る選手は誰だと思いますか。
 「岡本知也さん(政経4=五所川原工)。やっぱりキャプテンだし、エースっていう立場でもあるし、知也さんが決めてくれないと厳しいというか、チームも乗らないってところはあるので。知也さんには頑張ってほしいじゃないですけど。もちろん一緒に頑張るけど、頑張ってほしいです」

――試合中の声掛けで意識したいことはありますか。
 「雰囲気が悪い時とかは特にチーム内のコミュニケーションがちょっと少なくなっちゃうんで。そういう時には自分から率先して声出して、コミュニケーションを増やせるような声掛けをしていきたいです」

――何度かお話されているブロックとレシーブの関係の完成度についてはいかがですか。
 「80点くらいですかね。抜けてきたボールとかは拾えるようになってるけど、ブロックの間とか抜けたところとかだったり、あとはフェイントとかそういうボールもたまに落ちちゃったりしてて。強打よりかはそういった弱いボールは必ず拾えるようにしないといけないので、そこを詰めていかないと100点にはならないかなって感じです」

――100点にするためには試合形式の練習を繰り返す形になるのでしょうか。
 「もちろん実践でやるのが一番だけど、そういったシチュエーションがそんなに練習できないんで。練習の中でも、そういったシチュエーションを想定してやってる時もありますね」

――全カレではどのような戦い方をしていきたいですか。
 「やっぱ全員でつないで、知也さんとかスパイカーだけの勝負じゃなくて、何回も何回もつないで全員で取るっていう感じのバレーをしたいです」

――全カレの意気込みをお願いします。
 「今まで全部タイトル取れてない、準優勝とかで終わっちゃってるので、最後は4年生のためというか、4年生と一緒に日本一になれるように頑張ります」

――ありがとうございました。

[七海千紗]