MB日髙勇/秋季関東大学1部リーグ戦 試合後コメント

2024.11.19

 学生コーチとして明大バレーボール部を支えてきた日髙勇(営4=東亜学園)。今年度の関東大学一部リーグ戦(秋季リーグ戦)で、リリーフサーバーとして出場機会を増やした後スタメンに定着。チームの11年ぶりの2位という結果に大きく貢献した。今回は、全日本大学選手権(全日本インカレ)での活躍も期待される日髙のインタビューをお届けする。

(この取材は11月3日に行われたものです)

――ご自身の強みを教えてください。
 「サーブです。左利きというのもあってクイックも強みだと思います。サーブに関しては右利きとは違うクロスをかけることができるところです。全早慶明定期戦(定期戦)の慶大戦の1セット目でサービスエースを決めたんですけど、左利きの回転は取りづらいということで、それを狙って意識した回転をかけました。回転をより多くかけて曲げてサーブを打つというのが強みかなと思います」

――学生コーチから選手になったということですが、学生コーチの経験がプレーに役立っていることはありますか。
 「学生コーチの時は選手たち一人一人に助言を言ったりしていたんですけど、それはコート外からみんなの動きを見ているからなので、今自分がコートに入っているとこういう動きをしているんだなというのがとても納得できます。いざ自分がコートに立った時に、そのプレーが周りで評価されていたり、こうやって動いたらこういうミスを招くんだというのを学ぶことができています。学生コーチの経験を生かしたバレーができたというのもあって、秋季リーグ戦もそうなんですけど、自分なりのいいパフォーマンスが発揮できたと思います」

――実際に試合に出ている中で感じたことはありますか.。
 「明大は一人一人がいい選手が多くて、その中で試合に出ているということはまずうれしいです。あとは自分たちの代というのもあって、自分という存在をコートの中で表現できているということが一番のうれしさかなと思います」

――プレーをする際に意識していることはありますか。
 「左利きとしてセッターの後ろに入っているんですけど、自分が最強のおとりになって周りの選手を生かすということをまずは意識しています。あとは相手もやはりラリー中はバタバタするので、そこで自分がクイックで入って周りをなんとか生かすことや、最高学年としてチームを引っ張っていかないといけない存在なので、声を出したりしてプレー面以外のことも意識して取り組むようにしています」

――インカレに向けてのチームの雰囲気はいかがですか。
 「定期戦のこともあっていろいろと自分たちの課題というのも生まれてきたし、接戦になった時に自分たちのパフォーマンスが発揮できないというところがあったりするので、そういう接戦の場とか我慢するところを自分たちのチームはもっと必要かなと思いました。ただ、その我慢をした上で自分たちがストレスのないバレーを常にできるように強化していきたいと思います」

――ご自身の目標を教えてください。
 「うちは選手層が厚いので、そこでまずはユニホームを着ることを目標に頑張っていきたいですし、ユニホームを着なかったとしても最後の年なのでみんなにいい先輩だったと思われるような存在として最後は終わりたいと考えています」

――ありがとうございました。

[田上愛子]