
ルーキー・水野 準決勝敗退も膨らむ期待/関東学生選手権
関東学生選手権の本戦7日目は準決勝が行われた。明大からはルーキーながら躍進を続ける水野惺矢(政経1=四日市工)が出場。強敵相手に一歩及ばなかったが、今後に期待が膨らむベスト4となった。
◆11・11~18 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼11・17
[男子シングルス準決勝]
水野 0{3―6、4―6}2 髙妻(筑波大)○
【男子シングルス準決勝:水野VS髙妻蘭丸(筑波大)】
ノーシードから勝ち上がり、準々決勝では第6シードの相手を倒した水野。「勝ちを意識するというよりはチャレンジャー精神で」。男子部員の応援を背に、コートへと足を踏み入れた。
第1セットは最初のゲームを相手に取られると、第2ゲームもラリーを制すことができずブレークを許してしまう。だが次の第3ゲームではリターンが光り、ブレークバックに成功した。しかし続く第4ゲーム、水野の正確なフォアハンドで点数を奪うも「僕とタイプが似ていて、やりづらさもあった」と相手も引き下がることはない。互いに一歩も譲らず迎えた4回目のデュースで、水野がスマッシュをネットに掛けるミス。そのままゲームを奪われ再度ブレークされる。その後はキープし合う展開で差を詰めることができず。ゲームカウント3―6で第1セットを落とした。
第2セットも第1ゲームから4回のデュースが続く激しい展開に。しかし「昨日とコートが違って難しかったが、相手はうまく調整ができていた」とコートに対応し切れず、ブレークを許す。その後は一気に相手のペースが続き、ゲームカウント0―4まで離される。次のゲームはキープしたものの、第6ゲームでは1ポイントも取れずゲームカウント1―5に。後がない水野だったが、攻めの姿勢をやめることはない。相手のサイドを狙った正確なショットや不意を突くドロップショットを駆使し3ゲームを連取。しかし最後はラリーを制すことができず、セットカウント0―2で敗れた。
準決勝敗退となったが「部で1人はベスト4以上を出す」という目標を見事に達成した水野。ルーキーながら今大会部内最高成績に「純粋にうれしい」と語った。若きエースの台頭なるか。今後の成長に期待が高まる。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
水野
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「ドローがあまり良くなくて1回戦から強い相手が続いてたので、あまり先のことを考えずに目の前の試合、目の前のポイントを意識してやったのが良かったかなと思います」
――次の大会に向けて取り組みたいことを教えてください。
「ストロークが武器なんですけど、僕の課題で挙がっているのはラリーが長くなって自分のペースをつかめないことがあるので、もっとネットプレーだったり短いポイントを増やせるようにしたいなと思います」
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