ルーキーが躍動! 水野が準決勝へ/関東学生選手権

2024.11.17

関東大学選手権6日目は男女シングルス、男子ダブルスが準々決勝まで、女子ダブルスが3回戦まで行われた。明大からは、水野惺矢(政経1=四日市工)が男子シングルスで準決勝進出を果たした。

11・11~18 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼11・16
 [男子シングルス準々決勝]
 今里 1{3―6、7―6、1―6}2 高妻(筑波大)◯
◯水野 2{0―6、6―4、6―4}1 菅谷(慶大)

 [男子ダブルス3回戦]
◯山中・水野組 2{4―6、7―6、10―4}1 大西・松岡組(法大)

 [男子ダブルス準々決勝]
 山中・水野組 0{3―6、2―6}2 本山・栗山組(早大)◯

 [女子ダブルス2回戦]
 藤永・長谷川組 1{6―1、4―6、9―11}2 星野・大坪組(東国大)◯

 [女子ダブルス3回戦]
 五十嵐・丸山組 0{0―6、2―6}2 松田・小川組(立大)◯
 鈴木渚・瀬戸組 0{2―6、4―6}2 櫻田・吉田組(筑波大)◯
 村松・白崎組 0{5―7、0―6}2 金子・小高組(早大)◯

【女子ダブルス3回戦:鈴木渚佐(国際4=野田学園)・瀬戸祐希奈(営1=松商学園)組VS櫻田しずか・吉田琴美組(筑波大)】
 1回戦、2回戦ともにストレート勝ちと波に乗る鈴木渚・瀬戸組が、ベスト8を懸けて強豪・筑波大ペアに挑んだ。

 第1、2ゲームは両者キープして迎えた第3ゲーム。サービスゲームで30―15とリードするも、「お互い簡単なミスが目立ってしまった」(鈴木渚)とストロークにミスが続く。3連続で得点され、先にブレークを許してしまう。第5ゲームではデュースまで持ち込まれるも、粘ってキープし望みを繋ぐ。しかし、ゲームカウント2―4で迎えた第7ゲーム。序盤こそ得点を重ねるが、再び連続失点でブレークを許した。第1セットを2―6で落とし、鈴木渚・瀬戸組は後がない状況に追い込まれた。

 ブレークチャンスが少なかった第1セットの反省を生かし、「自分たちから展開できるように意識した」(鈴木渚)と戦い方を変えて挑んだ第2セット。最初のゲームを幸先良くキープすると、続く第2ゲームは40―15とブレークポイントを握る。ここで鈴木渚が華麗なジャンプボレーを決め、この試合初めてブレークに成功。第3ゲームもキープしてゲームカウントは3―0と大きくリード。しかし、ここから反撃を受ける。第4ゲームは30―15とリードを奪うも、ブレークしきれずにキープを許してしまう。「3―0と4―1では全然違うので、そこが大きかった」(瀬戸)と語るように、第5ゲームからは相手のプレーに押される展開が続く。ブレークを返されゲームカウントは4―4と振り出しに戻った。そして迎えた第9ゲーム。鈴木渚のバックハンドエースが決まるなどスーパープレーが光るも、相手の積極的なショットに翻弄(ほんろう)されミスが出た。デュースからブレークを許し、次のゲームをブレークしなければ敗戦が決まる状況に。最終第10ゲームは30―15と食い下がるも、3連続でリターンがオーバーしてしまい、試合終了。

 2―6、4―6でストレート負けとなり準々決勝へ駒を進めることはできなかった。

[橋場涼斗]

試合後のコメント
鈴木渚  
――第2セットはいかがでしたか。
 「最初は変化をつけることでゲームを取っていけたんですけど、フォーティーオールとかを取りきれないことが少し目立ったので、やっぱり1ポイントが大事だと思いました」

――今後への意気込みをお願いします。
 「私はこれからもテニスを続けますが、今の実力では力不足な面がすごく多いので、基礎から叩き込んでもっと上を目指して頑張っていきたいと思います」  

瀬戸
――お二人がペアを組むのは今大会が初でした。
 「渚佐さんと組ませてもらえることは貴重な機会で、渚佐さんは1つ1つのプレーに意味があるし、考えてプレーしてるので、試合でも重ねるごとに学ぶことがたくさんありました。そこまで練習はできなかったんですけど、戦術だったり気持ちの持ち方をたくさん学べたので、それは今後に活かしていきたいと思います」

――今後への意気込みをお願いします。
 「シングルスもダブルスも、まだまだ足りないところしかないので、これからもう1回自分と向き合って、来年はシングルスでもダブルスでも勝てるように頑張りたいと思います」