
最終節も勝てず悪夢の10位/関東大学1部リーグ戦
前半、本学は一進一退の攻防を繰り広げた。丸山(法1)のFKなどで決定機を迎えるも、決め切れなかった。逆に、ピンチとなるシーンもあったが、藤田主将(法4)や近藤(営4)の献身的な守備で、何とか前半戦を零封した。ゴールは決められなかったものの、ディフェンスからリズムをつくる本学らしい展開で前半を終えた。
後半には、頭から山田(政経2)を投入するなど、より攻撃的に試合を進めた本学は、徐々にチャンスの数を増やしていった。ミドルレンジからのシュートや、浅い位置からのスルーパスなど多彩な攻撃を見せ、相手ゴールを脅かした。そして後半10分、丸山と坪内(営4)の華麗なワンツーから抜け出した林(商4)がエリア内で倒されPKを得る。そのPKを自ら冷静に沈め、先制点を奪った。このゴールで波に乗りたい本学だったが、後半19分にGKのこぼれ球を決められ同点、30分にはDFのミスから逆転を許した。40分には奥田(商1)を投入し、全員サッカーで果敢にゴールを狙ったが、決定機を得ることはできなかった。1-2のまま試合は終了し、今期5回目の敗戦を喫した。
久しぶりの先発復帰を果たした林がゴールを決めるも、再び勝ちきれなかった今節。この試合で前期リーグ戦を締めくくり、本学は勝ち点10の10位という結果に終わった。「前期を終えて勝ち点10は、監督に就任して以来最低」と神川監督も言うように、満足のいかない前半戦となってしまった。もちろん決して楽観できる状況ではないものの、後半戦までには十分改善していく時間が与えられている。これからは勝ちにこだわる戦い方が本学浮上のカギになるはずだ。
☆試合後のコメント☆
・神川監督
「内容は大切だが、今はそれ以上に勝ち点を取ることが重要だ。そのためには、相手のように最後までボールを追う気持ちを見習わなければならない。チームとして次のステップに進むためには、選手たち自身が話し合い、チーム全体としての意識改革が必要。後期に向けて、前期の結果を受け入れる強さを持ってほしい」。
・藤田主将
「多くの声援に応えられなくて、本当に申し訳ない。前期に関しては、もちろん満足はしていないが、これが現状なので受け入れるしかない。時間はあるので、立て直して後期につなげたい」。
・近藤
「2点目は自分のせいなので、申し訳ない。この試合で自分たちの実力を改めて認識させられた。去年が去年だけに、本当に苦しい前期だった。後期のために、一人一人の基本的な意識を変えなければいけない」。
・林
「1点をとっても勝ちきれないというのは、スキや甘いところがある証拠。久々のゴールを決めたが今回は勝ちきれなかったので、次は勝利につながるゴールを奪いたい」。
・笠原(商2)
「自分のミスから試合が崩れてしまった。一番後ろの自分が安定しないと、チーム全体が安定しないので、頑張りたい」。
・奥田
「(途中出場について、)時間は短かったが、ボールにプレッシャーをかけて、シンプルにFWにボールをつなげることを心がけた」。
・丸山
「今日は1点を取って、集中力が切れてしまったかもしれない。大学は高校の時に比べ、球際の強さなどはすごいが、キックの精度など通じるところもある」。
関連記事
RELATED ENTRIES