
明大対決は今里に軍配 男子シングルス2人がベスト8進出/関東学生選手権
大会5日目を迎えた関東学生選手権。この日は明大から男女シングルスに7人が出場し、明大対決を制した今里翔吾(営3=海星)と水野惺矢(政経1=四日市工)が準々決勝進出を果たした。また、日没のため、男女ダブルス2、3回戦は翌日へと延期になった。
◆11・11~18 関東学生選手権(大宮けんぽラウンド)
▼11・15
[男子シングルス4回戦]
鈴木久 0{3―6、4―6}2 山田(法大)〇
〇今里 2{7―6、6―1}0 五十嵐涼(明大)
松本 0{3―6、2―6}2 田中(筑波大)〇
河野 0{5―7、2―6}2 岡部(日大)〇
五十嵐涼 0{6―7、1―6}2 今里(明大)〇
〇水野 2{7―6、6―4}0 山本(筑波大)
[女子シングルス4回戦]
長谷川 0{3―6、5―7}2 冨永(亜大)〇
【男子シングルス4回戦:今里VS五十嵐涼太(商1=仙台育英)】
「先輩として負けたくなかった」(今里)。その言葉通り、意地を見せつけた。「(五十嵐は)攻めてきたボールに角度がついていたり、パワーがあるボールが多い」(今里)。「僕のフォアが下手なのを相手に知られているので、フォアが甘く入ったのをストレートに打たれることが多かった」(五十嵐)。互いに手の内を知り尽くした明大同士の対決は、自分の弱点をカバーしながらいかに相手を攻略できるかがカギとなる。第1セットの第5ゲーム、先にブレークしたのは五十嵐だ。「勝負どころでビビらず、攻め切ることができた」(五十嵐)。力強いストロークで相手の浮いたボールを誘うと、鋭いコースでチャンスを確実にモノにする。しかし、今里もそう簡単に流れをつかませない。両者一歩も譲らず、ゲームカウント6―6でタイブレークにもつれ込んだ。ポイントの取り合いが続き、迎えた22ポイント目「大事なところや緊張して力が入りそうなところでは、弱気じゃなくて『俺なら絶対いける』っていう強気な気持ちで臨むようにしている。今日もその気持ちで、絶対タイブレークは俺が取るっていう自信、というか過信があった」(今里)。何度も勝負どころ乗り越えてきた先輩としての貫禄が接戦を勝ち切ることにつながった。
第1セットを制したことで完全に試合の主導権を握った今里は勢いそのままに第2セットも6―1で獲得。大学入学後、公式戦初のベスト8進出を果たした。
[井手満菜]
試合後のコメント
今里
――今試合の良かった点と反省点を教えてください。
「良かった点は、お互いフォアが苦手な中で、僕はフォアでミスしないことと、行けるときにはしっかり中入って上から叩くっていうのを意識しました。悪かったところは全体的に浅いボールが多いので、僕の球が打たれることが多くなってしまった点です」
――次戦への意気込みをお願いします。
「どう考えても既に実力以上の結果が出てるので、明日もチャレンジャー精神で思いっきり楽しみ、最後は悔しく終わらないで、楽しんで終われるように頑張ります」
五十嵐
――今試合振り返っていかがでしたか。
「試合を通してなんですけど、1セット目も2セット目もセカンドサーブの調子が悪くて、それが敗因の一つだと思います。タイブレークでは緊張して、バックのストレートで攻め急いじゃう高校時代からの癖が出てしまって、実力不足で取られてしまったかなと思います。そんな中でも、1セット目は絶対取る気持ちだったので、自分のサーブを取られても、自分を鼓舞して励まして、切り替えて、リターンゲームで絶対取り返す気持ちで試合をすることができました」
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