明大勢の快進撃続く! 新世代台頭へ/関東学生選手権

2024.11.15

 関東学生選手権4日目は男女シングルスの3回戦とダブルスの2回戦が行われた。明大からはシングルス10人とダブルス6組が登場。このうちシングルスでは7人、ダブルスでは4組が次戦へと駒を進めた。

◆11・11~18 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼11・14
[男子シングルス3回戦]
鈴木久 2{7―6、3―6、6―3}1 観野(亜大)
今里 2{3―6、6―0、6―0}1 松岡輝(法大)
松本 2{3―6、6―4、6―4}1 松崎(法大)
 山中 1{6―4、6―7、4―6}2 山田倫(法大)
河野 2{4―6、6―3、6―3}1 栗山(早大)
五十嵐涼 2{6―2、6―3}0 真中(亜大)
水野 2{6―4、6―4}0 寺島(法大)

[男子ダブルス2回戦]
 飯田・松本組 0{1―6、5―7}2 寺嶋・岡部組(日大)
 太田・吉田組 0{4―6、2―6}2 藤田・森田組(早大)
山中・水野組 2{6―1、7―5}0 眞田・ジョーンズ組(慶大)

[女子シングルス3回戦]
 五十嵐唯 0{6―7、4―6}2 西(慶大)
長谷川 2{6―3、6―3}0 志賀(亜大)
 白﨑 0{0―6、1―6}2 小髙(早大)

[女子ダブルス2回戦]              
鈴木渚・瀬戸組 2{6―3、6―4}0 相馬・成谷組(日体大)
五十嵐唯・丸山組 2{6―1、6―2}0 小林・高橋組(亜大)
村松・白﨑組 2{2―6、6―1、10―3}1 宮本・横田組(駒大)

【男子ダブルス2回戦:飯田翔(商4=足利大付)・松本洵主将(法3=松商学園)組VS手嶋海陽・岡部悠希組(日大)】
 「僕が翔さんと組みたかった」(松本)。新旧主将が公式戦において最初で最後のダブルスを組んだ。

 第1セットは開始早々ブレークを許す。それでも第2ゲームで松本のボレーや飯田の前で攻める姿勢が功を奏しブレークバックに成功。しかし「要所要所のボレーやちょっとしたリターンミスが積み重なった」(松本)。ポイントは競り合っていたものの「取り切りたいポイントで取り切れなかった」(飯田)と、ゲームポイントでミスが続く。そのまま相手に5ゲームを連取され1―6でこのセットを落とした。

 第2セットも3ゲーム連続でゲームポイントを落とし、ゲームカウント0―3まで引き離される。それでも「翔さんとまだ同じコートに立ちたかった」(松本)「まだ終わりたくないという強い気持ちがプレーに表れた」(飯田)。2人で積極的に前に出るスタイルでポイントを重ね、3ゲームを連続で奪う。ゲームカウント3―3で迎えた第6ゲームは松本のサイドを突くストロークがさく裂。ついにゲームカウントを4―3とした。完全に流れをつかんだかと思われたが、第8ゲームにブレークを許すとその後は互いにキープする展開に。ゲームカウント5―6となった第12ゲームも飯田の強烈なサーブで攻めるが一歩及ばず。新旧主将ペアは2回戦で大宮の舞台を去った。

 いわば〝逆指名〟で組まれた飯田・松本組。飯田は「最上級生になる前からチームを引っ張ってくれていた」と、松本のリーダーシップを高く評価した。「翔さんたちにしてもらったことを僕たちが後輩たちにして、恩返しができるように」(松本)。先輩たちの想いを乗せて、新世代が動き出した。

[高橋佳菜]

試合後のコメント
飯田
――松本新主将をどのように見ていますか。
 「これから大変だと思うんですけど、最上級生になる前からチームを引っ張ってくれて自分のことだけじゃなくて周りのこと見てちゃんとできていたのですごくいいと思います。現に今もシングルスは結構皆勝ったりしていて、新チーム始まった時の大会で勝てているっていうのはいいスタートが切れていると思うので、まだシングルスも残っているので頑張ってもらいたいです」

松本
――松本選手にとって飯田選手はどのような存在ですか。
 「一つ上にずっといてくださった存在で全てを見放さずに僕たちに指導し続けてくれたので、やっぱり愛情を感じました。ずっと僕たちに指導し続けてくれたおかげで今の僕たちがいると思います。言う側って結構大変だと思うし、翔さんたちも大変だったと思うんですけど、その気持ちが上になって身に染みて感じるので、翔さんたちにしてもらったことを僕たちが後輩たちにして、そういう形で恩返しできたらなって思います」

今里翔吾(営3=海星)
――今試合振り返っていかがでしたか。
 「今日は全く自分のボール入らなくて、相手も昨日強敵に勝っていたのでノリノリできていて、それに押される展開が続いてしまって。後半僕もちょっとギア上がったんですけど、エンジンがかかるのが遅すぎて(第1セットを)取られました。セカンドからは調子悪いのは仕方ないからその中でもできることやろうと探して、相手の弱点突いてやっていたら相手も上手くいかなくていらついてきて。流れがきてセカンドセットはすぐ取れたので、ファイナルは何か変えるっていうよりも、セカンドのままいこうっていうふうにやったら僕にずっと流れがあったので勝てたかなと思います」

――次の試合への意気込みを教えてください。
 「次は五十嵐(涼太・商1=仙台育英)で先輩後輩対決と負けられない戦いになると思うので、意地見せてまた明日も勝ちたいです」