夏関開幕 シングルス12人、ダブルス7組が3日目へ/関東学生選手権

2024.11.12

 穏やかな秋晴れの下開幕した関東学生選手権(夏関)。明大からはシングルスに20人、ダブルスに11組が出場した。シングルスでは12人、ダブルスでは7組が2回戦に駒を進めた。

◆11・11~18 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼男子シングルス
[2回戦進出]
鈴木久、今里、松本、山中、河野、五十嵐涼、水野

[1回戦敗退]
太田、村田、大野、京谷、吉田、川上、城

▼男子ダブルス
[2回戦進出]
飯田・松本組、太田・吉田組、山中・水野組

[1回戦敗退]
鈴木久・五十嵐涼組、今里・河野組、村田・大野組、川上・山田組

▼女子シングルス
[2回戦進出]
五十嵐唯、丸山、村松、白﨑、長谷川

[1回戦敗退]
藤永、住吉

▼女子ダブルス
[2回戦進出]
鈴木渚・瀬戸組、五十嵐唯・丸山組、村松・白﨑組、長谷川・藤永組

【男子ダブルス1回戦:川上慶槇(法1=大分舞鶴)・山田竜也(理工1=足利大付)組VS橋田翔太・森島哲太組(日大)】
 「初めての本戦だったので、最初は緊張した。それでも、川上君に助けられていい試合ができたと思う」(山田)。関東大学男子1部リーグ戦で存在感を示した川上と本戦初出場の山田の1年生ペアが躍動した。一進一退の攻防が続いた第1セット。ゲームカウント5―6で迎えた第12ゲームでは、山田が相手の間を通す鋭いストロークで得点を連取しタイブレークに突入した。その後も両者譲らぬ展開の中で、鋭いサーブを武器に得点を重ねるも、あと一歩の場面でミスが重なり第1セットを落とす。「第1セット中でレシーブゲームが取り切れていなかったので、リターンから攻められるようにした。序盤は簡単に取れて、それで流れに乗れたのかなと思う」(川上)。続く第2セットは序盤から積極的な攻撃を仕掛け、優勢に試合を進める。第1ゲームから5ゲームを連取し、ゲームカウント6―1で第2セットを制した。続くスーパータイブレークでは、ポイント2―6から6―6まで巻き返す粘り強さを見せるも、サーブミスやネットプレーのミスが続き7―10でゲームセット。勝利を収めることはできなかった。

[髙橋未羽]

試合後のコメント
五十嵐唯愛主将(政経3=四日市商)

――今大会の目標を教えてください。
 「第2シードで参加させていただいているので、目標としては去年はベスト16で負けてしまっていて、シードを守れたら自己最高成績で(丸山とは)1年生以来のペアリングなので、久し振りのところもあるんですけど、一戦一戦自分たちの歯車を合わせてシードを守れたらと思っています」

――ダブルス1回戦を振り返っていかがでしたか。
 「最初はお互いのミスが多かったり噛み合ってないところがあって、コートも結構特徴的なのでそこに対応できていなかったんですけど、相手のマッチポイントもあった中で取りたいところで我慢して、最後は流れを持っていくことができたので、終わり方としてはすごく良かったと思います」

――明大勢で注目の選手を教えてください。
 「女子はシングルで住吉(凛・文1=第一薬科大付)がシングルスで唯一本選に上がっているので、春関(関東学生トーナメント)で悔しい思いをした分、1年生として思い切り戦ってほしいなと思っています」

丸山愛以(商3=四日市商)
――今大会の目標を教えてください。
 「第2シードっていうちょっとしたプレッシャーはあるんですけど、決勝行って優勝できたらいいなって思います」

――ダブルス1回戦を振り返っていかがでしたか。
 「唯愛が言った通り序盤の出だしはすごく良くて、コートの状況もあってうまくいかない中で、最初は大事なポイントを落としてしまったっていうゲームになってしまいました。後半それを調整してしっかり我慢するところを我慢して、最後は1本ずつ先にリードすることを集中してやれたのが良かったと思います」

――明大勢で注目の選手を教えてください。
 「ダブルスではリーグでも大活躍してくれた1個下の藤永(萌花・文1=野田学園)と長谷川(晴佳・国際1=野田学園)がインターハイ優勝のペアなので、そこと決勝で当たれたらいいなって思います」

山田
――今回初めてペアを組んでみていかがでしたか。
 「(川上は)試合中に元気なので、僕がミスして落ち込んだ時にも明るいので。そういう時に助けられたし、もちろんプレーでもシングルスでインカレ(全日本学生選手権)に出ているので、予選から引っ張ってもらって本当にありがたかったです」

川上
――予選から本戦へと勝ち上がっていかがですか。
 「初めてのペアリングで、最初はギャップというか、お互いにうまくいかないところがあったんですけど、そこで少しずつ話し合ったことで、連携が取れたのかなと思います」