三種目総合6位で終える/全日本学生三大大会

2024.11.12

 馬術競技の聖地・馬事公苑で行われた今大会。明大は全日本学生総合大会(全学総合)で団体6位、三種目総合でも6位という結果だった。

◆10・30〜11・4 全日本学生三大大会(JRA馬事公苑)


▼全日本学生賞典障害馬術競技大会
▽個人
 10位 本間〈カルロッタM〉
 30位 野尻〈パトリシアM〉
 37位 渡邊〈アルファ・セントリーM〉
 ※田島〈ユキタカオーM〉は失権

▽団体
 7位 明大

▼全日本学生賞典馬場馬術競技大会
▽個人
 6位 小久保〈ジュリアーノM〉

▼全日本学生賞典総合馬術競技大会
▽個人
 5位 本間〈カルロッタM〉
 12位 野尻〈パトリシアM〉
 43位 渡邊〈アルファ・セントリーM〉
 ※オプセール〈ユキタカオーM〉、田島〈プライムローズM〉は失権

▽団体
 6位 明大

▼三種目総合
 6位 明大

 4日間にわたり開催された今大会。全日本学生賞典障害飛越大会では本間駿名(商1=北海道静内)が1回目の走行で完璧な走りを見せ10位に入賞。団体では7位を獲得した。全日本学生賞典馬場馬術大会は小久保利巧(営2=朋優学院)のみの出場となった。馬場競技は成績上位10人が決勝に進出し、決勝で自由演技を行うが、小久保は7位の成績で見事予選を通過。決勝では技術点・芸術点ともに好成績を残し最終順位は6位。「昨年度は手探り状態で(調整を)やり過ぎてしまった。そこを改善して馬を休ませながらフレッシュな状態で試合に臨めるように意識した」(小久保)。人馬一体となった見事な演技で昨年度の19位から大きく順位を上げた。

全学総合は団体6位という結果になった。本間が再び躍動し、チームトップの5位入賞。クロスカントリーで安定した走行により減点ゼロ、さらにタイムも4分14秒とかなりの好成績。翌日の障害競技でも総減点ゼロととにかくミスをしない強さが彼女の入賞の要因だ。山田翔大主将(商4=藤代紫水)は「カルロッタMは特殊な馬。雌馬がそもそも難しいし、馬の中でも特殊な感じなので、それを乗りこなせているのがすごい」と太鼓判を押した。さらに野尻翔麻(農1=獨協埼玉)がチーム2番目の12位を獲得するなど、1年生の活躍が光った。

 最終的には6位という結果に終わった明大。「一言で言うとふがいないのと、 経験の浅さが出たのかなと思う。出場の多かった1年生はまだ慣れていない部分が多いので、来年度以降に期待したい」(山田)。今年度、経験を積んだ若き騎士たち。来年度以降、その経験を生かした走行に期待したい。

[橘里多、菊池紗更]