
リーグ戦2連勝 日大相手に強さを見せつける/エイワ杯関東大学リーグ戦
セカンドリーグ2戦目の相手は、ファーストリーグで早大を打ち破った日大。早大相手の前試合で苦戦した明大にとって油断ができない相手だ。第1Pはなかなか点を決めることができなかったものの、第2Pからはペースを握り連続得点。11―2と大差をつけて勝利を収めた。
◆9・8~12・1 エイワ杯関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ他)
▼11・10 対日大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
◯明大11{0―0、6―1、5―1}2日大
序盤は膠着(こうちゃく)状態が続いた。シュートのチャンスは多く回ってくるものの、相手の守備に阻まれなかなか点を決め切ることができず。相手に連続でミドルシュートを打たれる場面も見られたが、明大はなんとか抑え込んだ。
第1Pから第2Pにかけて「きれいに決めないで、泥くさくてもいいからどんどん積極的に決めていこうと点数に対する意識をガラッと変えた」(DF成瀬翼・商4=埼玉栄)。両者無得点で迎えた第2Pだったが、試合が大きく動いたのは開始1分。DF福田琉太(営3=白樺学園)がゴール上部の右隅を狙いゴール。流れを明大に引き寄せた。「立ち上がりで焦りはなかったが、FWが得点できない中で福田が得点して、そこから流れが来て得点を量産できたのは良かった」(DF阿部颯・法3=釧路江南)。「2P目は落ち着いて決めるべきところをしっかり決めておこうというふうに考えていた」(FW城野友咲・政経1=駒大苫小牧)とチームでの気持ちの切り替えにより日大を引き離すことに成功した。前線でプレッシャーをかけて、FW花田匠(政経3=駒大苫小牧)のアシストをFW佐々木宥弥(政経4=武修館)がゴール。さらにFW西脇颯(文3=武修館)とFW佐々木清吉(政経2=八戸工第一)のパスを受けた城野が片膝をついて滑り込みながら勢いよくシュートを決めた。「佐々木清さんがしっかりパックをキープしてくれて、西脇さんからいいパスを出してもらったので、2人のおかげでポイントにつながった」(城野)。勢いを落とさぬまま順調に得点を重ね、6―1で第2Pを終えた。
大きく点差を広げたが、第3Pでも攻撃を止めることはせず一貫してシュートを決める明大。開始早々、「1年生の小桑がいいタイミングで上がってきたので自分もスペースを見つけて入って、後は打つだけだった」(阿部)とルーキーとの協力により得点。続々と点を獲得し、ラストはブルーラインに近い場所から馬場杏爾(政経4=駒大苫小牧)による正確な鋭いロングシュートがゴールネットに突き刺さり試合終了。
11―2と大差をつけ日大に勝利することができた。「次戦の法大は1次リーグでとても苦戦した相手。来週から大竹(広記・営4=白樺学園)も帰ってくるので、そこでしっかり今日と同じように波に乗って勝てればいいと思っている」(成瀬)と副将は意気込む。この調子で強敵・法大に勝利し、セカンドリーグも全勝で収めたい。
[菊池紗更]
試合後のコメント
成瀬
――得点シーンを振り返っていかがですか。
「ディフェンスが4人得点して、フォワードもセットプレーなどいろんなところで決めることができています。あとは泥くさく、 コーナーでキープしてからシュートとかきれいに決めた部分と、1年生も決めてくれたので、そういう面では全員がフォワードとか学年とかポジション関係なく決めることができていて良かったなと思います」
阿部
――今試合の収穫と課題を教えて下さい。
「課題は第1Pのフォワードがスコアチャンスで決め切れなかったことで、収穫は一つのゴールを決められたらそこから自分たちの流れに持っていけることです」
――次の法大戦に向けての意気込みをお願いします。
「勝つのは簡単ではないと思いますが、やることをしっかりやって決める時に決めて勝ちたいです」
城野
――西脇さんとの相性はいかがですか。
「自分がパックを持った時すぐにサポートに来てくれたり、すぐ前を向いてパスを出してくれたりとかで、フリーになってプレーできることが多いです。あとセット間でコミュニケーションを多く取っていて、とても優しい方で、自分がミスをしてしまっても大丈夫だよとか、つぎつぎと声をかけてくれるのでとてもやりやすいです」
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