中大に圧勝でリベンジ達成!/関東大学選手権

 昨年のリーグ戦、中大に1敗を喫したために悲願の1部昇格への挑戦権を失った本学。5月上旬に行われた京王電鉄杯でも、1部校となった中大に抑え込まれ、チームは「リベンジ」を口にするようになっていた。順当に勝ち上がった関東トーナメント6回戦で両校が対戦。前日の立大戦での不調とは打って変わって、本学は終始強気なプレーで中大を攻め立てた。

 試合前の練習でミーティングを開き、「ベンチも含めて全員で戦う意識を統一していた」(伊与田主将・政経4)という本学。その言葉通り、チームで一丸となって盛り立てるスタイルが今日の好プレーを後押ししていた。まず試合の流れをつかむきっかけとなったのが、これまで課題としてきたディフェンス。伊与田主将、金丸(英・商3)らを中心に体を張った攻撃的な守りで相手のシュートを封じると、川崎(政経3)、金丸(晃・政経2)が3Pシュートで次々と得点を重ねる。伊与田主将のスチールも決まり、一気に試合の流れを引き寄せた。第1、第2クォーターでシュートを量産し、反対に中大の得点をわずか15に抑えた本学は、勢いに乗ったまま試合を折り返した。

 後半、中大もリバウンドやスチールから反撃に出るが、エース・金丸(晃)を中心とした本学の攻撃が上回っていた。飯沼(文3)らのリバウンドも機能し、ダブルスコアでリードする展開が続く。第4クォーター、岸本(政経1)のアシストによる岩澤(政経3)のシュートでついに100点目。終始本学ベンチから歓声の響く中、理想の形で宿敵から勝利を奪った。

 試合後の選手たちの表情も晴れやかだった。「今日はアグレッシブなプレーを目指した」(川崎)というチームの前向きな姿勢が、勝利を呼び込んだと言えるだろう。この日36点を挙げた金丸(晃)も、「みんな攻め気で、ディフェンスもいつもと違う攻撃的な形でいったのが良かったと思う」と語り、プレーに手ごたえを感じた様子だった。3年ぶりのベスト8進出。今日つかんだチームでの自信を、明日以降のプレーにもつないでほしい。