
法大に力及ばず リーグ戦3連敗/秋季リーグ戦
2連敗と苦しい流れの中、迎えた秋季リーグ戦5戦目の相手は法大。昨年度関東王者を前に一時は勝ち越すなど善戦する。しかし法大のタフなオフェンス陣を前にじわじわと点を取られ38-26で敗北を喫し、これで秋季リーグ戦3連敗となった。
◆8・31~11・10 秋季リーグ戦(アミノバイタルフィールド他)
▼10・27 対法大戦(アミノバイタルフィールド)
明大26{6ー7、13ー24、0ー0、7ー7}38法大○
試合が動いたのは第1Q3分。開幕5連勝中と波に乗る法大に先制点を献上した。しかし、グリフィンズもすぐさま反撃。キックオフリターンでRB#21高橋周平(文3=足立学園)が約50ydのロングランを決めると、その後もランで着実に敵地に攻め込む。最後はQB#15新楽圭冬(商3=都立戸山)からTE#89金子航大(政経3=千葉日大一)へ6ydのパスが通りTD(タッチダウン)。6-7とした。続く第2Q。開始早々にTDを奪われるが、新楽がWR#19五十嵐洸毅(文3=狭山ヶ丘)への34ydのTDパスを決め12-14とする。「今年からロングパスを意識的に合わせていたので、その成果が出せて良かった」(五十嵐)。DB#39北本悠哩(政経1=佼成学園)のインターセプトもあり、勢いに乗ったグリフィンズ。第2Q6分に高橋周の36ydのTDランで19-14とし、勝ち越しに成功する。しかし相手は昨年度関東王者の法大。二つのTDとFG(フィールドゴール)であっという間に逆転を許し、19-31で前半戦を折り返す。
第3Qでは次々とファーストダウンを奪われ相手の猛攻に苦戦するも、DB#38立田優希(政経1=千葉日大一)が起死回生のインターセプト。しかしここでは得点を挙げることができず、両者無得点で終える。最終第4Q3分に新楽がTE#87佐藤壮真(文3=県立鎌倉)へ29ydの今試合3度目のTDパスを決め追い上げを見せる。「少しトリッキーなプレーだったが、今日のために何回も合わせた。しっかり準備して臨めたことが結果に出たので、本当にいい経験になった」(新楽)。しかし試合残り1分半にダメ押しのTDを決められ突き放される。最後まで食らいつきたいグリフィンズだったが、最後は相手にインターセプトを許しそのまま試合終了のホイッスルが鳴った。
今季2勝4敗と厳しい戦いを強いられているグリフィンズ。次戦は11月10日、早大との対戦だ。日本一への道は絶たれてしまったが、4年生にとってはラストゲームとなる試合を有終の美で飾れるか。
[加藤菜々香]
試合後のコメント
五十嵐
――試合を振り返っていかがですか。
「流れがいい時と悪い時が顕著に現れていて、いい時はポンポン進んで気持ちよくできていましたが、流れが良くなくなった時に自分たちで変えることができなかったのが悔しいです」
――法大ディフェンス陣の印象を教えてください。
「一人一人の個人のレベルがとても高くて、気を抜いたら1発やられちゃうという感じでした」
新楽
――明大のオフェンス陣の良かった点と課題点教えてください。
「良かった点は、前半ランでヤード獲得して要所要所でパスを決めて得点をつなげられたところです。課題点としては自分のターンオーバー二つとサードダウンを取りきれない、1ydを取りきれないところが課題かなと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「日本一の道が絶たれたとしても、そこで諦めるようじゃ漢じゃないと思うので、 漢になるために最後勝って来年につなげていければいいなと思います」
北本
――自身のインターセプトの感想を教えてください。
「形としてはちょっとラッキーだった感じはありますが、 インターセプトできたことはすごくいいことだと思うので、次につなげていけるように糧にしたいと思います」
――明大のディフェンス陣を振り返っていかがですか。
「入りは少し悪い時があったのですが、後半は7点だけの失点に抑えられたので、後半の形を最初からできるようにすれば、勝利につながっていくのかなと思います」
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