学生とOBのつながり
5月18日に本学OBの根本幸治氏(平14法卒)が結婚式を挙げた。その披露宴では拳法部が作成したビデオレターが上映され、うたげの席を大いに盛り上げた。製作を手掛けた主務の發知(法4)は「OBへの日ごろの感謝の気持ち」から作ったという。このようなOBへの働き掛けの裏には、「OB会がなければ拳法部は成り立たない」(發知)現状がある。
また、『心』の面でもOBは学生をサポート。練習や合宿に多くのOBが参加、指導してくれることによって「気の抜けない環境が生まれるので心強い」と發知は語る。大会にもOBは応援に駆け付け、試合前後には細かなアドバイス、激励の言葉を送る。「試合前に鼓舞してくれるのは励みになる」(内山主将)と精神面でも支えを果たしてきた。
OB離れが叫ばれる近年の体育会。清水監督は「ほかの部では、学生とOBとのつながりが希薄化し、頭を悩ませている部も多い」と体育会の現状を嘆いた。そんな中でも拳法部はOBからの恩恵を受け、精力的に稽古に励むことができる。学生が拳法に集中できる状況に「今当たり前となっている環境は、すごく特別なこと」(發知)と感謝の気持ちを忘れない。
昨年度は成績が振るわずに苦難の1年を強いられた拳士たち。「結果を残すことがOBへの一番の恩返し。今年こそは負けられない」(内山主将)。感謝の思いを拳に乗せ、インカレ王座奪還を強く誓った。
真心こもったビデオレター
ビデオレター製作は發知の主導の下、「コーチを祝福したい、学生時代を思い出してもらいたい」ということで作られた。部員たちの感謝の気持ちがこもったビデオレターは、笑いあり涙ありの作品に仕上がる。その内容は練習風景や根本コーチの業績がふんだんに盛り込まれたもの。出来は、泣きだす人もいたほど素晴らしいものだ。「おかげで式が盛り上がった」(根本コーチ)と二人の挙式に花を添えた。
関連記事
RELATED ENTRIES