470級、スナイプ級ともに入賞を決める/関東学生選手権

2024.11.04

 晴天に恵まれ、葉山港で関東学生選手権が行われた。470級では、西村拓真(法2=関東学院)・堤祐人(政経4=明大明治)・豊満陸(政経4=大垣東)組、早川大翔(商1=霞ヶ浦)・落合悠貴(政経2=明大明治)組、藤原優咲(法1=和歌山工)・後藤玲音(政経4=明大中野)・川北創一(国際1=高松商)・大石克(文4=希望ヶ丘)・髙橋悠生(商3=明星)組が出場し、スナイプ級では服部輝海(理工2=横須賀学院)・吉村龍哉(理工2=西大和学園)組、岡元琢人(法3=星林)・大野佑一郎(商3=城北埼玉)組、岡田慎之助(理工4=本郷)・平田竜士(政経4=三田)・小山すみれ(商2=郁文館)・長谷川聖斗(文4=坂戸)・桑野明日佳(商4=聖和学院)・吉田光貴(農4=名城)組が出場した。

◆10・12~14 関東学生選手権(葉山港)
▼470級
早川・落合組――9位
西村・堤・豊満組――16位

藤原・後藤・川北・大石・高橋組――27位
▼スナイプ級
服部輝・吉村組――15位
岡元・大野組――18位
岡田・平田組――32位

 この日は、雲一つない快晴。そして応援団も駆け付ける中でのレースとなった。470級で9位となった早川・落合組は第1レースを除いて全て15位以内で安定したレースを披露した。特に→トル第1レースでは21位で通過し「全日本学生選手の予選のレースという意識を1レース目に強く持ってしまい、守りのレースになってしまった」(早川)と語るも第2レースでは一気に2位に浮上。「コミュニケーションを密に取りながら理想的なコース取りができた」(落合)。明大は全15大学中5位入賞という結果になった。

 スナイプ級では、岡田・平田組は最終順位は32位という結果になったものの、第4レースでは41位から10位へ、第7レースでは34位から2位に順位を上げる好レースをした。「コースは周りに合わせすぎず、振れにも敏感になりすぎず情報の取捨選択をして(コースを)引けた」(岡田)。そしてペアの平田は「チーム全体としてそれを引きずることなく切り替えて、順位を上げることができた」とメンタル面での成長を感じている。明大は6位入賞を果たした。

 470級、スナイプ級ともに入賞を決めた明大。3日間を通してレースを走り抜き、たくさんの収穫を得たようだ。次戦は全日本学生選手権(インカレ)となる。「チーム一丸となって全日本総合入賞という目標を達成できるように頑張っていきたい」(平田)。今回見つけた課題を次のレースまでに改善し、団結して決戦へ向かう。

[木曽琴乃]

試合後のコメント 
岡田
――良かったレースはありますか。

 「スタート、コースが噛み合えば2位を取ることができたので前提となるボートスピードや上振れの幅という意味では期待ができるのかなと思っています」

平田
――今大会を振り返っていかがですか。
 「スナイプチームとしては目標にしていた順位、点数共に達成することができず、悔しさが残る大会になりましたが、それでも初日から立て直して6位で終えられたことは良かったと思います」

落合
――今大会の収穫と課題はありますか。
 「トップ集団での競り合いの中で勝ち切る場面が多かったことです。また、夏から早川とペアを組み、共に成長を実感してきた中で、その成長が結果として表れたことに手応えを感じました。課題はスタートです。全日本インカレでは72艇が参加し、関東学生選手権以上にスタート時の激しい競り合いが予想されます。その中で、スタートの精度をさらに上げ、しっかりと風を受けて有利な展開に持ち込みたいです」

早川
――今大会の収穫と課題はありますか。
 「今大会でスタートを失敗しても次の風を逃さなければ順位を上げてこれるだけの実力と判断力があることがわかり自信になりました。一方で課題はスタートでまだ出遅れる回数が多いこと、トップスピードでスタートすることができていないことです」