男子団体、和道会連覇/和道会大会

1999.01.01
8月28~29日に行われた第40回和道会空手道競技大会。本学は男子団体戦で二連覇を成し遂げた――。

 決勝戦、日本武道館のライトが一斉に転倒する。相手は本学のOBチーム、明治駿台空手会。
勝ち上がってくるだろう、と予想はついていた。自分の手の内を知り尽くしている相手との戦い。だからこそ負けたくない、成長した自分を見せ付けたい――。団体戦メンバーの胸の中でこの思いが渦巻いていた。そして、この思いがチームをまとめ上げ、二連覇という快挙へとつながった。

 「一人ひとりが頑張った成果。誰か一人の力ではない」(渡辺主将・農4)。自分達が最上級生となってから5年半、ようやく出てきた責任感。練習するにも、それぞれが目標を持って取り組むなど、個々の意識も上がってきた。そんな中での今大会での優勝。昨年の優勝よりも、一際大きな喜びとなった。
 「今回の結果は、必ず今後につながるものになった」(渡辺主将)。次に行われる大会は、10月11日の関東大学空手道選手権大会。初戦に強豪・駒大と対戦する。だが、今回OB相手に勝利し、自信をつけた彼らに不安はない。「いつかはやらなきゃいけないチームだし、技術面でも負けてはいない。気持ちを強く持てば行ける」(渡辺主将)。確実に力はついている。飛躍を目指し、彼らは今日も練習に励み続ける。