
新チーム始動! 男女ともに入賞を果たす/関東学生秋季1部リーグ戦
春は男女ともに5位と苦汁を飲んだリーグ戦。初日は悪天候のため、力を発揮しきれなかったものの2日目は男子部が初戦こそ落としたがその後3連勝で3勝2敗と勝ち越し。この大会を3位で終えた。また女子部は2日目を負けなしの3連勝で、4勝1敗の2位と新チームとして好スタートを切った。
◆11・2~3 関東学生秋季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
<1日目>
<男子>
明大1―4法大○
<女子>
○明大3―0国学院大
明大1―2日体大○
<2日目>
<男子>
明大0―5日体大○
○明大3―2国学院大
○明大3―2早大
○明大3―2中大
<女子>
○明大3―0東女体大
○明大2―1立大
◯明大3―0早大
1日目は降雨のため、明大の試合は男子部1試合と女子部2試合のみ行われた。男子部は法大との一戦。1番手の岡田侑也(農2=とわの森三愛)・中村悠峰(営2=能登)ペアと2番手の大辻伸彬(農4=尽誠学園)・金山勇波(営4=霞ヶ浦)ペアが1ゲーム差で惜敗を喫する。4番手の辻花陸(営3=能登)・上田泰大(商2=尽誠学園)ペアは法大のコースを突いたショットに苦しめられる。しかしそれを逆手に取り、際どいボールを冷静に見極めて失点を防いでいく。接戦を制して一矢報いたが、チームとしては1一4で敗戦に終わった。
女子部の1戦目の相手は国学院大。1番手の中谷さくら(政経1=須磨学園)・前田梨緒(商1=須磨学園)ペアが5一2と先勝し勢い付ける。さらにシングルスの青松淑佳(政経3=昇陽)と、3番手の大野栞(法2=昭和学院)・西山なつみ(政経2=昭和学院)ペアも続いて勝利を収め、ストレート勝ちで2戦目に進んだ。第2戦はインカレで敗れた日体大との一戦。1番手の中谷・前田ペアは相手のスマッシュに苦しめられるも、1ゲーム差の熱戦を制し、インカレのリベンジを果たした。しかしシングルスの大野と3番手の西山・北川アンナ璃咲(商3=京都光華)ペアも続いて敗北。1一2で敗れ、1勝1敗で1日目を終えた。
秋晴れの中、行われたリーグ戦2日目。男子部の2戦目の相手は日体大。インカレのリベンジを果たしたいところだったが、この日の初戦であったためかどの選手も風への対応がうまくできず。1勝もできずに0-5で敗戦と先行きの不安なスタートとなった。続く3戦目の国学院大戦では、金山・大辻ペアが先勝も中村・岡田ペアが敗れ1-1で迎えたのは藤崎広大(法1=尽誠学園)。「返球を風に合わせて調整して、相手のミスを誘った」(藤崎)と振り返るように緩急を生かした戦い方で1ゲームも落とさず完勝を収める。続く、辻花・上田ペアも勝利し3-2でリーグ戦初勝利を飾った。4戦目の早大戦では1、2番手が敗れ勝利に王手を懸けられる。それでも藤崎、金山・大辻ペアが連勝で意地を見せ勝負の行方は上田・辻花ペアに託された。「失点してもラケットを振り切り、風への対応の迷いを無くそうと割り切ってプレーした」(上田)と序盤から積極的に強打を放ち得点を重ねる。オーバーミスも目立ったが最後は辻花の鋭角なショットが相手のミスを誘って勝利し、チームも3-2と接戦をモノにした。最終戦となる中大戦では、ボレーを多用とした戦術で中村・岡田ペアが復調を見せ勝利するとチームも3-2で勝ち切った。この結果、3勝2敗の3位でリーグ戦を終えた。
女子部の3戦目は東女体大。前田・中谷ペアが息の合った連携で先勝。2番手の青松も「準備してきたことを発揮できたし、天候に合わせた戦い方を考えて対応できた」の言葉通り、ストロークを打ち分け空いたコースを逃さぬ一打を見せ勝利すると3番手の西山・北川ペアも快勝で3-0と幸先の良いスタートを切った。続く4戦目の相手は立大。西山・大野ペアが序盤からリードを許す苦しい展開に。ラリー戦に持ち込み、相手を翻弄(ほんろう)するもあと一歩及ばず敗戦を喫する。それでも、チームとしては前田・中谷ペア、青松が勝利し2-1で白星を飾った。リーグ戦ラストゲームは早大戦。「リードされたときに耐えて、流れを引き戻せる力を身につけられた。また大事な場面で取り切れるようになった」(中谷)とリードされても焦らず安定したストロークやボレーで相手のミスを誘っていく。インカレから成長した姿を見せつけ、5-1で快勝するとこの勢いのまま、2、3番手も勝利し3-0とリーグ戦を3連勝で終えた。大会を通して、前田・中谷ペアの活躍もあり4勝1敗の2位という結果となった。
「今日まで何度もミーティングをしてきて、チーム力を磨いてきた」(青松)。お互いに高め合い、目指すは〝インカレ優勝〟。まだ新チームは始まったばかり、今大会で得た収穫を糧に今後の飛躍を期待したい。
[春田麻衣、早坂春佑]
試合後のコメント
上田
――どのようなことを意識して試合に臨みましたか。
「チーム戦なのでチームの雰囲気を大事にしました。2面展開だったので、1つのコートの雰囲気が悪いと隣もしんどくなってしまうので負けていても勢いが伝わるように意識してプレーしていました」
藤崎
――新チームの特徴を教えてください。
「一人一人の強みがあり、伸びしろのあるチームだと思います。そこを磨いていって来年の春季リーグやインカレで勝てるようにしたいです」
青松
――リーグ戦振り返っていかがですか。
「新チームになって今までやってきたことを継続しつつ、ガラっと変えて強いチームを作っていきたいなと思っています。その中で初めて大きい団体戦だったので、 自分の中ではいい試合ができて良かったと思います」
中谷
――ご自身のプレーを振り返っていかかがですか。
「ペアは一緒だったので、天候の変化に応じてポジションやボレーを待つ場所とかをしっかり変えられたのが良かったです」
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