最後の個人戦 室井主将がベスト4を飾る/関東学生体重別選手権

2024.11.03

 関東学生体重別に今年度も多くの選手が出場した。75㎏級の海野陽乃汰(法3=御殿場西)、84㎏級の髙橋龍威(政経1=御殿場西)がベスト8に。さらに室井佑介主将(政経4=御殿場西)がベスト4まで勝ち上がるなど全学年が奮闘を見せた。

◆10・17 第35回関東学生体重別選手権(BumB東京スポーツ文化館)
▼男子60㎏級
 梅澤――1回戦敗退
▼男子67㎏級
 本橋――3回戦敗退
 小川――1回戦敗退
▼男子75㎏級
 海野――ベスト8
 里見――3回戦敗退
 佐竹――2回戦敗退
▼男子84㎏級
 髙橋――ベスト8
▼男子84㎏超級
 室井――ベスト4
▼女子50㎏級
 二宮――1回戦敗退
▼女子61㎏級
 伊藤――1回戦敗退

 関東学生選手権では女子形に出場した二宮美桜(農1=明和)は50㎏級に出場した。相手の初戦を観ることで、先に動きを学ぶ。しかし、6得点差をつけられる結果となった。伊藤彩乃(営1=岐阜商業)も61㎏級に臨んだ。突きを打ち込む機会を狙うも、相手の蹴りが入りなかなか得点することができない。ともに奮闘を見せるも、1回戦で敗退となった。

 明大からは多くの選手が各階級に出場したが、その中でも75㎏級の海野、84㎏級の髙橋がベスト8まで勝ち進んでみせた。特に海野の2回戦目の相手は強豪・帝京大の弓削。昨年度の関東学生選手権、男子組手で準優勝に輝いたこともある強敵だ。「(相手が)帝京大っていうことで、気持ちがまず強いのと勝負強いっていうのがあった。相手に合わせちゃうとどんどんのまれちゃうので、ポイントを取られても落ち着いて落ち着いてっていう感じでやった」(海野)。相手の攻撃を受けても、さらに攻めの姿勢を強め攻撃を繰り出し続ける。同点となるもポイントを先取したことにより勝利。次戦で敗退となったが、海野の実力を示す試合となった。さらに84㎏超級では室井主将が4強入りを果たす。順調に技を決め勝ち上がり、「技に入る時に躊躇(ちゅうちょ)してしまう部分が多かったのですが、思いっきり自分の技に自信をもっと出していくことができた」(室井主将)と振り返った。最後は相手に押され、自分から仕掛けることが難しく、得点することはかなわず。ベスト4で個人戦を終えた。

 11月に行われる全日本大学選手権(インカレ)が今年度最後の大会。チームとしての真価が問われる戦いだ。関東大学選手権では13年ぶりの3位入賞を果たしている明大。昨年度以上の結果に期待したい。

[熊谷実夏]

試合後のコメント
室井主将
――振り返りをお願いします。
 「関東大学選手権では部として関東3位という10数年ぶりの結果を取ることができたのですが、個人ではちょっと納得がいく内容ができていなかったです。それを切り替えてこの2週間やってきて今日の大会だったのですが、なんとかベスト4にいくことができたので、そこは一安心です。まだまだ反省すべき内容が多くあるので、このあと2週間でインカレ、それで引退になるので、そこに向けて前向きな気持ちで取り組めると思います」

――印象に残った対戦相手はいますか。
 「3試合目の三川選手(法大)です。1個下で、その中でも全国的にも強い選手で自分がすごく苦手な選手だったのですが、そこをなんとか勝ち切ることができてよかったです」

海野
――収穫はありますか。
 「2回戦目に相手に勝てたことは結構自信につながったと思います。調子をどんどんあげてインカレに臨みたいです」

――意気込みをお願いします。
 「インカレまでにちゃんと仕上げてチームが勝てるように貢献していきたいなと思います」