
現役明大生が神宮応援! 校歌熱唱で勝利に貢献/明治大学校歌プロジェクト
「明治大学の校歌をもっと多くの学生に歌えるようになってほしい」。そんな願いを込めて5年前から開催されている『校歌プロジェクト』。今年度最後となる第4回目は、11月3日の東京六大学秋季リーグ戦法大1回戦で開催された。この日は10月24日のプロ野球ドラフト会議後初の公式戦。指名を受けた宗山塁主将(商4=広陵)、浅利太門投手(商4=興国)らに現役学生がひときわ大きな声援を送った。
爽やかな秋晴れの下行われた第4回校歌プロジェクト。試合は明大の毛利海大投手(情コミ3=福岡大大濠)と先日のプロ野球ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた篠木健太郎投手(法大)による投手戦が繰り広げられる。明大打線は序盤から篠木の直球に差し込まれ安打を放つことができず6回まで2安打に封じ込まれる。一方の毛利は緩急を生かした投球で、走者を出しながらも粘りのピッチング。6回途中5奪三振無失点と好投し、両軍無得点のまま試合は終盤へ。
均衡を破ったのは明大だった。7回表、1死二塁で打席には榊原七斗外野手(情コミ2=報徳学園)。追い込まれてから高めに浮いた直球を見逃さず、振り切った打球は右中間を破る適時三塁打に。待望の先制点をもたらす一打となった。明大スタンドが歓喜の校歌を歌う中、この日2三振の7番・宮田知弥内野手(商3=横浜)が篠木の甘く入った変化球を捉えると、打球は右翼手の頭上を超えスタンドイン。今季2本目の2点本塁打が飛び出し、明大はこの回一挙3点を先制した。
その後、2点を返されるも継投策で法大の反撃をかわし、最終回のマウンドには北海道日本ハムファイターズから3位指名を受けた浅利が上がった。自慢の速球で三振二つを奪うなど完璧な投球で試合を締め、〝血の明法戦〟初戦を白星で飾った。
今年度4度開催された校歌プロジェクト。その日の明大の戦績は4勝0敗と、現役の学生たちの校歌による後押しが確実に選手の力となった。4回で計750人にお越しいただいた神宮球場での校歌プロジェクトは来年度も開催予定。ぜひ、一度現地に足を運び、学友たちと校歌を歌ってみてはいかがだろうか。
[冨川航平]
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