東洋大に2-0で勝利 2位・筑波大との差開く!/関東大学1部リーグ戦

2024.11.03

 第20節はホーム・八幡山にて3位の東洋大と対戦。36分、中村主将がPKから先制。続く45分、熊取谷がスーパーボレーを決め、2試合連続完封勝利を飾った。

 36分にPKを獲得し、前節と同様に中村の見事なシュートで先制。さらには前半終了間際の45分、自陣深い位置でのカウンターから前線に運び、中村が右サイドからクロスを供給。「みんな勢いを持って入ってきたので、とにかくニアを超えて上げれば誰か決めてくれるかなと思った」(中村)。合わせた熊取谷が豪快なボレーシュートを炸裂させ、得点を重ねる。「草太(中村)がいいボールを上げてくれた。練習でやってきた形なので、イメージ通りに決められてよかった」(熊取谷)。2-0と圧倒的な強さを見せつけ前半を折り返した。

(写真:追加点を決めた熊取谷)

 後半は好機を作り続けるも追加点にはつながらず2-0で試合終了。「2-0というスコアは一番危険な展開でもある。でも追加点がどうこういう前に0で抑えれば勝利は転がってくる。だからもう一回守備をきちんと入るように(ハーフタイムに)話した」(栗田大輔監督)。何度か相手の猛攻を受けたものの、CBの2年生・多久島、小澤を中心にDF陣が奮闘。決して相手を突破させず、3試合連続のクリーンシートを成し遂げた。

(写真:無失点勝利に貢献した多久島)

 今節の勝利は大きな収穫となった。得失点差で首位争いをしていた筑波大は、国士大に引き分け。勝ち点差がつき明大は単独首位に躍り出た。加えて今節の1G1Aで中村は得点、アシストランキング両方で首位に立ち、2年連続のダブル受賞を視野に捉えた。「準備してきたことに自信を持って、自分たちの力をしっかり発揮できればいいサッカーになる」(栗田監督)。目指すは優勝のみ。残り2試合も決して油断することなく〝明治のサッカー〟を見せてほしい。

[藤原茉央]

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