
シード撃破などで9選手が3回戦へ ダブルスは波乱/全日本大学総合選手権・個人の部
全国の大学から猛者が集まり、単複王者を決める全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)が幕を開けた。4日間にわたる今大会の1日目はダブルス1、2回戦、2日目はダブルス3回戦とシングルス1、2回戦が行われ、シングルスでは3日目の3回戦に9人が進出した一方、ダブルスは関東学生選手権優勝の飯村悠太(商2=野田学園)・木方圭介(政経1=野田学園)組など全ペアが敗北。波乱の結果となった。
◆10・28~31 全日本大学総合選手権・個人の部(所沢市民体育館)
▼男子ダブルス
[3回戦敗退]
手塚・安江組、山本・芝組、松田・浅見組、飯村・木方組、栁澤・寺下組
▼男子シングルス
[3回戦進出]
手塚、松田、山本、安江、高橋航、栁澤、浅見、木方、芝
[2回戦敗退]
平賀、剣持、齋藤、田中
【大会1日目、2日目 ダブルス】
ダブルスには明大から6ペアが出場、うち3ペアはシードからのスタートを切った。松田歩真(商4=野田学園)・浅見勇志(文1=希望が丘)組は1回戦第2ゲームからデュースにもつれ込む接戦に。しかし攻めの姿勢を崩さず試合を制した。1回戦は全ペアがストレート勝ちを収め、明大の強さを発揮した。
2回戦から登場した飯村・木方組は3ゲームとも失点を少なく進め、完封勝利。秋季関東学生1部リーグ戦(秋リーグ)では体調不良で出場を断念した山本歩(商4=出雲北陵)は芝拓人(情コミ1=野田学園)とのペアで出場。不調を感じさせないプレーで相手を圧倒した。また手塚峻馬(政経4=明徳義塾)・安江光博(政経3=明徳義塾)組は1ゲーム目にデュースの接戦を繰り広げるも2、3ゲーム目は強さを取り戻した。さらに全日学初出場の寺下敏倫(営2=福井商)・栁澤幹太(情コミ2=実践学園)ペアも1ゲーム先取されるが巻き返し3―1で3回戦進出を果たし、5ペアが3回戦へ歩みを進めた。
大会2日目、ダブルスベスト16入りを懸けた3回戦が行われた。今年度の関東学生選手権で優勝の飯村・木方組は駒大ペアと激突。ゲームカウント1―1で迎えた勝負の第3ゲーム。8―8からラリー戦を制し、リードするも追い付かれる。そのタイミングで駒大サイドがタイムアウト。明けた勝負の1球は、飯村のフォアハンドがネットにかかりオーバー。盛り返せずゲームカウント1―2と追い込まれた。取られたら終わりの第4ゲームは序盤駒大ペアのペースで進む。明大のタイムアウト後からフォアハンドの連続強打や飯村のフォアドライブで点差を縮める。だが7―9で木方がサーブミス。その後木方が連続で得点するも最後は届かず。関東王者が32強で敗退した。昨年度ベスト16の手塚・安江組や山本・芝組はフルゲームデュースまでもつれ込むも最後の1本が遠く、明大ダブルスはベスト16に1組も進めないというまさかの結果となった。
【大会2日目 シングルス】
秋リーグで鮮烈デビューを果たした浅見は、シングルス2回戦で中高の先輩である原田春輝(専大)と激突した。「相手の手の内は全部分かっていて、競ると分かっていた」と試合は白熱した展開に。カットで粘る相手に対してフォアハンドの強打を軸に攻め、第1ゲームを先取。しかし相手の緩急のある攻撃に苦戦を強いられ、第2、3ゲームを立て続けに奪われてしまう。崖っぷちの第4ゲームも3―6とリードを許し、相手側がタイムアウト。そこで「(髙山幸信監督に)『やっていることは間違っていない。根性でいってこい』とアドバイスをいただいた」と気持ちを切り替えると、執念を見せこのゲームを奪う。勝負の最終ゲームも一進一退の攻防となったが「自分のフォアハンドを信じて、思い切ってプレーしたことが結果につながった」と壮絶なラリー戦をモノにし、3―2で先輩後輩対決を制した。
明大勢では9選手がシングルス3回戦進出を果たした。安江や栁澤が2回戦でシードの選手にストレート勝ちを収めるなど、リーグ戦未出場の選手たちの活躍も多く見られた。ダブルスでの悔しさを胸に、選手たちは上位進出へまい進する。
[末吉祐貴、晴山赳生、杉本菜緒]
試合後のコメント
栁澤
――心境はいかがですか。
「まず2回戦が勝負だなと思っていました。シードの選手で過去2回やって2回負けている選手だったのでここでリベンジしたいなという気持ちが強かったです」
――スコアを見ると試合は快勝でした。
「自分でも苦戦するだろうなという印象もあったのですが、最初から自分の中で戦術立てて試合に入ることができたので、迷いなくプレーができました」
――技術面はいかがでしたか。
「自分の特徴であるバックミートが相手に刺さったんじゃないかなと思います。あと自分のサーブに対して少しレシーブが浮いていたり自分から攻められる展開がたくさんありました」
――今大会の目標を教えてください。
「一つの関門を突破できたので、今日よりリラックスして力抜いて、自分のいいプレーがたくさん見せられるように頑張っていきたいです。ベスト16を目指します」
浅見
――2回戦の結果を振り返っていかがですか。
「中高一緒で偉大な先輩だったので、勝ててうれしいです」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「(次戦の相手には)一度も勝ったことがないので、今回接戦で勝てたのでこのまま勝てたらいいなと思います」
齋藤輝心(商1=浜松修学舎)
――Tリーガ―でもある小林広夢選手(日大)相手に最初2ゲーム奪いましたが、惜しくも敗れました。率直な心境を教えてください。
「2―0とリードしていましたが、結局勝たないと意味はないかなと思います。手応えはありましたが、やっぱり悔しいです」
――試合を振り返っていかがですか。
「大会の1週間くらい前までバックハンドの練習をしていたのですが、やっぱり自分はフォアでいかなきゃと思って、そこからフォアに切り替えて(練習していました)。結果的にフォアで点数が取れたので良かったなと思います」
――課題と収穫を教えてください。
「戦術的に、(勝負の場面で)いい選択をできなかったのが悪かったかなと思います。収穫は、サーブの配球が結構良かったです。自分はサーブはそこまでうまくないのですが、(小林選手が)結構チキータしてくるのは分かっていたので、ロングサーブ出したりちょっと長めにハーフロング出したりサーブの配球がうまくできたのが良かったです」
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