巻き返し狙うも 主導権を握れず敗戦/関東大学1部リーグ戦

 秋季リーグ戦は残り3試合となり、負けられない戦いが続く中で行われた今試合の相手は1巡目で勝利した拓大。前半から相手に主導権を握られ苦しい展開に持ち込まれた。逆転を図る明大は第4Qに連続得点を決め一時は3点差まで縮めるが、その後相手のオフェンスに火が付き13点差で敗戦。今試合勝利すれば入替戦の可能性はなかっただけに悔しい敗戦となった。

◆8・24〜11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)

▼10・27 対拓大戦(大東文化大学東松山キャンパス)

明大61{11―19、18―23、16―13、16―19}74拓大

 スターターは、PG森田稀羅(営2=北陸学院)、PG千葉天斗(法3=仙台大明成)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)。

 第1Q、明大が課題とする入りの部分で相手に一気に突き放された。相手のインサイド陣を守れず点差をつけられる。第2Qでは途中出場のPF武藤俊太朗(政経2=開志国際)や森田がディフェンスやリバウンドで奮起し点差を詰めようとするも、相手の高確率のシュートを止められず一時16点差まで離される。その後伊藤や武藤のインサイドでの得点で巻き返すも相手の勢いそのままに13点差で前半を終えた。

 「相手のシュートが入ってくるのは仕方ないので、我慢して我慢して最後に1個抜け出そうという話をした」(針間)と、後半で逆転を図る明大は第3Qに針間が3Pシュートを2本沈め、流れを引き寄せる。しかし、相手のインサイドにディフェンスを上手く攻略され2桁点差のまま第4Qへ。第4Qでは、針間の連続得点や相手を2人で囲むダブルチームディフェンスで3点差まで詰める。しかしその後相手に対するアンスポーツマンライクファウルが試合の流れを変えた。そのまま連続得点を決められ終始主導権を握られたまま、13点差での敗北となった。

明大は今試合終了時点で1部リーグ8位につけた。残されたリーグ戦は2試合、2部リーグとの入替戦へ行かないようにするにはこの2試合で1つでも勝利する必要がある。2巡目では1勝にとどまっている明大だが、終盤の2試合で強豪相手にどう戦っていくのか注目したい。

[平良有梨奈]

試合後のコメント

針間

――拓大とやるにあたってどのようなところを意識していましたか。

 「拓殖は3Pシュートをどこからでも、誰でも打ってくるチームなので、スリーだけは打たせないようにしようと意識していました」

――具体的に相手のどこに苦しめられましたか。

 「終始オフェンスリバウンドかなと思います。相手のリバウンドに対して自分たちが取れずに失点につながる部分が多くて、最後までそこが取れませんでした」

武藤

――リーグ戦も残り2試合ですが、ここまでの戦いを振り返っていかがですか。

「1巡目はチームとしてとてもいい結果だったんですけど、このままいけば入替戦には進まないなとチームが思い始めてからはずっと連敗で、 2巡目も1勝しかできていないので、なんとしてでも来週の2試合を勝たないといけないと思います」

――来週は日大と大東大といった強豪との戦いですが、チームとしてどのようなところを修正していきますか。

 「シュート力などはこの1週間じゃすぐには修正できないと思うので、リバウンドやルーズボールという泥臭い部分をこの1週間で修正していきたいと思います」