中村が約2カ月ぶりのゴール! 2-0で中大に勝利/関東大学1部リーグ戦

2024.10.27

 第19節はアウェイで中大との対戦となった。28分、藤森が先制。さらには42分、PKから中村が追加点を獲得する。その後、試合は動かず2-0で勝利した。

 

試合が動いたのは28分、左から敵陣に攻め込み繋いだボールを藤森が押し込み先制。「基本は守備から入ろうということと、背後へのアクション、勢いを大事にしていた。その中でいい守備からいい攻撃につながったという印象」(藤森)。勢いづいた明大は積極的に攻め続け、42分にPKを獲得。中村の鋭いシュートがネットを揺らし得点を重ねた。中村のリーグ戦での得点は8月に行われた第11節・東洋大戦以来となった。「10番の役割は結果で示す。またプレイで見せるのが自分の掲げてきたキャプテン像。そういう点ではものすごくつらい時期だった」。得点の無かった2か月間をこう語った中村。PKという形とはいえ久々に明治の象徴としての背中を見せてくれた。

(写真:リーグ戦10得点目を決めた中村)

 2―0で迎えた後半。途中ゴール目前までパスを駆使して攻め込まれたがリーグ戦初スタメンの内山がカット。「課題はたくさんあるが、思いっきりやれて気持ちの面ではよかった」(内山)。こぼれ球は相手に渡るもゴール前に出されたパスはタイミングが合わず、危機を脱した。その後はお互い攻め合う白熱した展開が続き、選手交代で活路を模索する明大。途中投入された林や島野がシュートチャンスを作り出すも追加点はならず、2-0で明大の勝利となった。

(写真:リーグ戦初スタメンの内山)

 無失点で勝ち点3をつかみ取り、リーグ戦2位以上を確定させた明大。依然として得失点差で争う筑波大との差は狭まってきているが首位をキープしている。「試合全体を通して熱量のある気持ちの入ったゲームだった」(栗田大輔監督)。リーグ戦も残りわずかとなり、選手たちのプレイする姿からは王者としての気迫がより一層感じられた。「優勝しか目指していない。勝つのは当然」(藤森)。残り3試合、この勢いのまま頂へ。明大の絶対に負けられない戦いは続く。

[藤原茉央]

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