
まさかの結果に 両者振るわず下位に沈む/全日本距離別選手権
全日本距離別選手権2日目がエムウェーブにて行われた。佐々木翔夢(政経1=小海)、菊原颯(政経2=市立長野)の2名が1500メートルに出場。ベストな滑りができず11位と16位に沈み、両者振るわない結果となった。
◆10・25~27 全日本距離別選手権(エムウェーブ)
▼男子1500メートル
佐々木翔夢(政経1=小海)――11位、1分48秒10
菊原颯(政経2=市立長野)――16位、1分51秒30
2日連続での出場となった菊原。昨日は快調な滑りを見せ、今回のレースも期待がかかったが「2周ともラップタイムを27秒台でいくつもりだったが、思い描いたペースで滑れなかった」(菊原)の言葉通り、1周目は27秒台をキープするも2周目は28秒台、その後もペースを上げられず。1分51秒30でゴールし、自己ベスト1秒52及ばない結果となった。「滑りの動きも良くなくて、練習の結果が出せずベストが出せなかった」(菊原)と言葉からも悔しさがあふれた。
明大の新星・佐々木は、300メートル通過後のバックストレートで相手選手と進路が重なるアクシデントに見舞われた。接触には至らなかったものの、大きな失速を余儀なくされ、レースの流れをつかみ切れない展開となる。ゴール前の直線で粘りの追い上げを見せたが、一歩及ばず、11位でフィニッシュ。「体の切れ味は非常に良く、5000メートル以上の好記録が出せる手応えがあったが、自分の判断ミスで思うような結果を残せなかった」(佐々木)と語り、無念をにじませた。
翌日の大会3日目には、東海林寛佑主将(政経4=山形中央)、中村龍太郎(政経2=長野工業)、佐々木の3名がマススタートに出場予定。今大会初レースとなる東海林、中村龍がレースをどのように組み立ててくるのか期待したい。また、3日連戦となる佐々木もこの種目ワールドカップ(W杯)最終戦の覇者としての実力を発揮してほしいところだ。最終日も、明大勢の活躍から目が離せない。
[武田隼輔、早坂春佑]
菊原
――大会全体の振り返りをお願いします。
「5000メートルでは良い動きで滑ることができましたが、1500メートルは思うような滑りができませんでした。ただ、その課題点が次の大会や日本学生氷上競技選手権に向けての明確な改善点となり、収穫の多いレースとなりました」
――今後の目標を聞かせてください。
「やはり学生にとって最大の大会は日本学生氷上競技選手権です。そこでの表彰台を目指して、これからも練習に励んでいきたいと思います」
佐々木
――1500メートルはどのような位置づけのレースでしたか。
「チームパシュートのメンバー選考において、5000メートルと1500メートルの結果が重要な判断材料となります。そのため、両種目とも全力で挑む必要がありました。特に昨年から1500メートルのスピードが着実に向上しており、上位陣と互角に戦えるという手応えがあったため、今回のレースを重要視していました」
――マススタートレースへの意気込みをお願いします。
「大会連覇中の菊池耕太(社会医療法人 恵仁会)選手をはじめ、マススタートに精通した強豪選手が多数出場します。そうした実力者たちに負けないよう、全力で挑みたいと思います」
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