
女子最高2位と健闘/全日本軽量級選手権
日程が変更され、昨年は7月に行われていた全日本軽量級選手権。「(出場した選手たちが)十分実力を発揮できたとは思わない」(伊藤(琢)主将・政経4)と満足な結果とは行かなかったが、それぞれのクルーが自らの成長や課題を実感した大会となった。
中でも、女子ダブルスカルAは社会人のデンソーには惜しくも敗れたものの大学勢ではトップの活躍を見せた。決勝ではスタート時にアクシデントが起こり、角監督からも「(敗因は)それだけ。勝てる試合だった」と言われるだけに悔しいレースとなった。しかし「自分たちの中では一番の積極的な攻めの姿勢」(川野・営4)で集中し、ゴール後井戸(農4)が過呼吸のような状態になるほど自分たちを追い込み、力を出し切ることができた。「今回は練習から強気で良かった。成長を感じながらやってこれた」(川野)。
一方男子は、苦しい減量を乗り切り臨んだ長谷川(政経3)の乗る男子舵手なしクオドルプルが総合4位、嶋田(文3)の乗る舵手なしペアが総合5位という結果に終わった。「技術も実力もそれなりの状態だった」(長谷川)、「(決勝に)いけるという確信はあった」(伊藤(清)・理工3)と今大会に向けて技術面・精神面ともに力は付けていたがあと一歩及ばず、表彰台には届かなかった。
この軽量級が終わり、インカレまで残すは東日本大学選手権のみとなった。来週にはインカレクルーが決まるという中で「引退までに部の底上げや雰囲気づくりをしていきたい」(井戸)、「4年生を支えて、下級生を引っ張る意味でも3年生中心で頑張りたい」(伊藤(清))とすでに各学年が最終目標を見据えている。しかしながら、3カ月というインカレまでの長い調整期間をモチベーションを下げずに乗り切ることは難しい。「各自が明確な目標と具体策を持っていないと」(伊藤(琢)主将)。短いオフの後、ついにインカレに向け始動する。
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