
中大との一戦は0-0の引き分け/関東大学1部リーグ戦
今回の試合を含め、残り3試合。優勝の可能性をつなげるために絶対に勝ちたい中大と、前年の覇者としてこれ以上負けるわけにはいかない本学の試合は序盤から激しい攻防の応酬であった。ペナルティエリア内には入らせない、入られたとしてもまともにシュートは打たせない。絶対に点を取る、取らせない、と明大、中大ともに迫力のある攻防を見せていた。前半終了間際に絶妙な位置でのフリーキックを得るが、直接ゴールを狙った丸山(法1)のシュートは壁にはじかれてしまった。両大学ともにチャンスは何度もあったが、得点は無く前半を折り返した。
激しいボールのやりとりは後半も続く。後半開始直後は中盤でのボールの取り合いが目立ち、なかなかゴールに近づくことは無かった。後半10分前後に接触で増田(商4)がピッチから離れ10人になった。中大は数の有利を生かし、ゴール付近までボールを運ぶが、本学の気迫溢れる守備の前に得点することは無かった。その後すぐに増田がピッチに戻り、試合は膠着状態が続いた。後半22分の増田のミドルシュート、後半32分の丸山のフリーキックからの攻撃など、惜しいシーンはあったが、0-0でホイッスルは鳴ってしまった。
前節6失点の惨敗から気持ちを切り替えて今日の試合に臨んだ選手たち。絶対に失点しないという気持ちが前面に押し出された試合であった。課題であった守備、一つのプレーを丁寧にやる、ということは克服できていたように見えた。「勢いに乗っている中大を0点で抑えられたのはよかった。勝てなかったが、下を向いて帰るゲームではなかった」と神川監督は選手たちの頑張りを評価した。3試合勝利から遠ざかっている本学。しかし、課題は克服できている。勝利に確実に近づいている。次節は勝利の笑顔が見られることだろう。
試合後のコメント
「課題だったペナルティエリア内、サイドでの守備が今回はしっかりできていた。攻撃は思い切りが欠けてしまった。今のチームの流れからすれば、今日の試合は悪くない試合だった。試合をしてみて、課題が見えたらそれを潰す。今はそうやってチームをつくっていくしかない」。
藤田主将
「守備に関しては、今までできていなかったことができた。惜しいシーンがありながらも得点を決めることが出来なかったのは技術不足」。
近藤(営4)
「0点に抑えることができたのは進歩。前節はパスをつなげることを意識しすぎるあまり、守備への意識が足りなかった。原点に戻って、しっかり守備の意識をしたことが結果につながったと思う」。
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