終盤の勢い止められず 中大に敗北/関東大学1部リーグ戦

 前日の僅差での敗戦から一夜明け、気持ちを入れ替えて臨む今試合。相手は1巡目で勝利した中大。試合序盤からスピードバスケを武器とする中大に苦しめられなかなか思うようなプレーができない明大だったが、粘りを見せなんとか食らいつく。試合が大きく動いたのは第4Q。相手のシュートが連続で次々決まり、勢いそのままに点差を一気に離され敗戦。現時点で1部リーグ下位に位置している明大にとって痛い敗戦となった

◆8・2411・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鷗大大行寺キャンパス他)

1020 対中大戦(国立代々木競技場第二体育館)

明大62161120261617103185中大○

 スターターは、PG森田稀羅(営2=北陸学院)、PG千葉天斗(法3=仙台大明成)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)

 2巡目も終盤に差しかかり、負けられない戦いが続く中の中大との対戦。前回対戦時には不在だった相手のエースが復帰した中大は、序盤からリズムの良いバスケットを展開していた。サイズは小さいながらもスピードで圧倒する中大ガード陣に苦しみ、明大はなかなか主導権を握ることができない。第2Q、相手の連続得点が決まり流れが中大に行きかけたが、森田が攻守にわたる活躍で意地を見せる。森田の奮起によりチームが勢いづき、1点ビハインドの展開で後半を迎える。

 第3Q、前半で浮き彫りになったリバウンドやルーズボールへ積極的に飛び込み、泥臭いプレーでチームに流れを引き寄せたい明大だったが、中大の3Pシュートが高確率で決まり歯がゆい展開が続く。勝負は第4Qに持ち込まれたが、ここで一気に試合が動いた。相手がノーマークになったところで3Pシュートを確実に沈め、連続得点で一気に流れを引き寄せる。明大はその勢いに飲み込まれ、次々得点を許し、攻撃も単調になってしまい、点差は開いていくばかり。最終的には23点差と大差での敗戦となった。

 今試合での敗北により、明大は1部リーグ入替戦も視野に入れなければならなくなった。ここから強豪との試合が続くが、自分たちのバスケットを最後まで遂行し、勝ち星を挙げることができるのか注目したい。

[平良有梨奈]

試合後のコメント

平松克樹主将(情コミ4=福岡大大濠)

――第4Qを振り返っていかがですか。

 「ゾーンディフェンスでもマンツーマンディフェンスでも、相手の1対1のところで崩されて、ノーマークの選手が出来てしまってオープンスリーを何本もやられてしまったところは反省点です」

――終盤では単調なオフェンスになってしまいました。どのように修正していきますか。

 「相手のディフェンスに対して自分たちがコートの中で解決策を生み出していかないといけないなと思います。色々オフェンスの引き出しを作っていくことがガードの自分の役割でもあるので、そこはコートの中で声を出して頑張りたいところです」

森田

――2Qでの連続得点や3Pシュートを振り返っていかがですか。

「今日はメンバーも揃わない中でオフェンスが停滞していたので、自分がやってやらないといけないという気持ちでやりました」

――2巡目も終盤ですが、チームの雰囲気はいかがですか。

「今はヘッドダウンしていますが、すぐに切り替えて来週も再来週も続いていくので、しっかり切り替えて、負けられない試合が続くので、しっかりそこに向けて頑張りたいです」