追い上げ見せた法大戦 SO戦に散る/関東学生秋季リーグ戦

2024.10.21

 秋空の下、迎えた関東学生秋季リーグ戦(秋季リーグ戦)第3戦は法大と対戦。法大に先制点を奪われ、明大は無得点のまま第4Qに突入する。2得点を挙げる追い上げにより、同点となるとSO戦へ。しかし、惜しくも法大に及ばず敗北を喫した。

 開始直後から明大がPC(ペナルティコーナー)を獲得するも決め切ることができない。「出だしでいいチャンスが何本かあったが、そこで決められなかった」(新井健史監督)。このチャンスをモノにすることができず、後半に響くことになった。第2Q4分、法大にPCで先制を許すと一気に流れを奪われる。「最初に点を取り切れずに流れがつくれなかった。各自焦ったわけではないが、リードされてしまっているというところで、メンタル面で少し弱くなってしまったところが少しあった」(GK坂本樹哉・法4=飯能南)。そこから立て直すことができず、後半へ折り返しとなる。

 第3Q、MF吉田登以(商2=丹生)を中心にサークル内への侵入を狙うも、法大の強固な守備に苦しみシュートを決める機会をうかがい続ける。第4Q2分、法大がまたもPCで得点し明大を引き離す。しかし、ここから明大が怒濤(どとう)の巻き返しを見せる。「相手のファールで人数が減りこっちの有利な場面になった。そこでしっかりと攻め切って、全員が動いて決め切れた」(坂本)。9分、ゴール前で混戦となるも竹邊尚希(商4=川棚)が押し込み得点。続けて、長谷川拓真 (法3=石動)が追加点を挙げ、同点まで追い付いた。

 SO(シュートアウト)戦では、2-4で惜しくも法大に敗れる結果となった。秋季リーグ戦は、次戦の全日本学生選手権(インカレ)を挟み行われる。「我々が目指すべき一番大きな大会。初戦から本当にエンジンかけてやらないと勝ち上げられないので、みんなでお互い声を掛けながら戦いたい」(新井監督)。また新たに気持ちを切り替え、インカレ優勝を目指す。

[熊谷実夏]

試合後のコメント
新井監督
――試合後どのような声掛けをしましたか。
 「これはリーグ戦の一部で終わったわけではないので、この後準決勝も決勝もあるので、そこに気持ち切り替えてやろうという話をしました」

坂本
――インカレの意気込みをお願いします。
 「今回の敗戦を経て、改善っていうところを強く考えると思うので、自分たちのホッケーを最初からして、大差で勝てるような試合をしたいなと思います」

DF一谷優斗(営3=須知)
――ディフェンス面で苦しい場面はありましたか。
 「向こうが1本でスクープを飛ばしてくるのがしんどくて、そこからPCを取られるっていう場面がちょっと苦しかったなと思います」

MF児玉陽向(政経2=横田)
――良かった点はありますか。
 「チームとしては結果的に追い付いてそこまで持っていけたのが良かったかなと思います。個人的には今日はドリブル取られなかったので、そこは良いところだったかなと思います」