
日体大に勝利! 8年ぶりの全日本大学選手権出場決める/関東学生リーグ戦
負ければ引退、勝てば全日本大学選手権(インカレ)出場決定という大一番。前試合の早大戦より1点多い8点を獲得し、最終スコア8―5で勝利を収めた。この結果により決勝戦、そして8年ぶりにインカレの切符をつかんだ。
◆7・7〜12・29 第36回関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)
準決勝 ▼10・20 対日体大戦(大井ホッケー競技場メインピッチ)
○明大8{3―1、0―0、3―1、2―3}5日体大
肌寒い秋風が吹き抜ける中、大観衆に見守られ迎えた関東学生リーグ戦(リーグ戦)準決勝。第1Q(クオーター)、開始早々相手に1点を先制されるも、すぐに得点を返し試合を振り出しに戻す。その後は攻撃のリズムをつかみ、2点を連取した。AT(アタッカー)の宮田紬希(文3=金沢)は、第1Qに獲得した3点を「流れを引き寄せられた点数だったと思う」と振り返った。続く第2Qは、終始明大がボールを持ち主導権を握る展開だったが、日体大の鉄壁の守備を相手に無得点に終わった。
後半も明大が試合を優位に進める。第3Q中盤にMD(ミディ)田村葵(農4=大和)のパスを受けたMD竹内晴花(法3=日女体大付)が鋭いシュートを決めると、その勢いに乗るように2点を連取し、6―2で最終Qに。相手の怒涛(どとう)の攻撃に押され3点を返されるも、ディフェンス陣の活躍も光り大量失点は免れた。その後は宮田と田村が得点を決め、最終スコアは8―5で勝利を収めた。「前回の試合で7点取ったので、今回は8点取れれば勝っても負けても悔いがないというところで、8点取ることだけを考えていた」(井川裕之コーチ)。目標を達成し、かつ勝利を収める最高の形で試合を終えた。
今試合の結果により、決勝戦と8年ぶりとなるインカレ出場を決めた。「(決勝戦は)9点取れる、ハイレベルで楽しいラクロスをしたいと思う」(MD齋藤千暖主将・政経4=新発田)。大舞台で、明大女子ラクロス部旋風を巻き起こせるか。
[髙橋未羽]
試合後のコメント
井川コーチ
――決勝、そしてインカレ進出の感想をお願いします。
「全国でラクロスをするというのは、やはり長く今シーズンを戦い続けるということでもあるので、いつも途中でストンと終わっていたというのが、もうしばらくできるっていうのが一番うれしいです」
――決勝への意気込みをお願いします
「決勝はリーグの1戦目より2戦目、2戦目より3戦目と少しずつ自分たちが改善していくということを大切にしてきたように、今日は公式戦の6戦目。ファイナル4とか関東の準決勝という解釈は一切しないで、公式戦の6回目という考え方で言うと、次は7戦目になるので、6戦目よりは7戦目と少しでもできなかったことができるようになったとか、いいプレーが少しでも増えたということを大事にしたいと思います」
齋藤
――直前期のチームはどんな感じで準備していましたか。
「今までできていたことが前日の緊張でできなくなってしまうというのが結構起きていて。コーチからも『なんかそれだよね』みたいな言葉があって、毎年そうなって、試合当日もそうなるので、関東の準決勝と思うのではなくて、普通に6戦目というふうに思おうという話をして、5戦目、6戦目だから『今までやってきたことよりもちょっと成長できていたらいいよね』というマインドでやろうというような話をして、いつも通り入りから明治のペースがつくれたかなと思います」
――8年ぶりの決勝とインカレになりますが、率直な感想を教えてください。
「まだこのみんなでラクロスができるっていうのが本当にすごくうれしいなと思っていて。先週の水曜日にミーティングがあって、部員の思いを聞いたりしたんですけど、その時に『まだ終わりたくない』とか『24明治のみんなで一番長くラクロスしたい』みたいなことを、BチームだったりCチームの子が言ってくれていて。これは本当に終わるわけにはいかないという思いもありました」
宮田
――早大戦から今試合までどのような点に力を入れて取り組んできましたか。
「自分が取り組んできたことは、シュートです。長くボール持って、自分が気持ちいい体勢で打ち切るっていうのはずっと得意だったんですけれど、もらってすぐに打つことや、相手を抜いてすぐ打つことや、自分があんまり好きじゃない場所で打つというのが苦手でした。なので、ボールを取ってからすぐ打つというところを強化してきました」
――決勝戦に向けての意気込みをお願いします。
「コーチに『消極的すぎた』と言われたので、最初から強気になりすぎて突っ込むとかは嫌なんですけど、ほどほどに強気でいって、またチームに貢献できるように頑張りたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES