悔しさあふれる 桐蔭横浜大に大敗/関東大学女子2部リーグAブロック

 試合の相手は、桐蔭横浜大。開始早々にリードを許すと、終始追う展開に。迫ることができず、大差をつけられ前半を終える。後半は、立て直しを見せ得点を重ねていくも、一層強まった攻撃に対応ができず64―91で敗れた。

◆9・4~10・27 第74回関東大学女子2部リーグAブロック(東町スポーツセンター他)
▼10・19 対日女体大戦(共栄大体育館)
明大64{12-28、10-15、15-20、27-28}91桐蔭横浜大〇

 スターターは、PG新林未悠主将(理工4=湯沢翔北)、PF山本涼菜(文4=浜松開誠館)、SF神山南帆(文3=白鴎大足利)、PG萩原加奈(文2=浜松開誠館)、F尾花優心(政経1=下妻第一)。

 前回対戦では1点に泣いた桐蔭横浜大戦。悔しさを晴らすべく、勝利をつかみ取りたい今試合。「相手に連続得点をされて、向こうに流れがいってしまった」(尾花)と振り返るように、序盤から相手のスピード感のある攻撃を防ぎ切れず、試合の主導権を握られてしまう。オフェンスでも相手の強度の高いディフェンスを突破できない。「前から来るディフェンスでボールが運べなかった」(尾花)。点差が開いた焦りからか連携でミスも目立ち、点差を広げられていった。相手への対応を模索し続けるも悪い流れを断ち切れず、21点ものビハインドを背負い前半を終える。

 明大ボールで始まった第3Q。前半不調であった3Pシュートも徐々に入り始め、追い上げムードを生み出していく。だが、無情にも相手のゴールは連続で決まっていく。相手のキレのあるドライブや巧みなパスに、翻弄(ほんろう)されフリーで打たれる場面も。第4Qに入ると、両者得点の取り合いに。「点差が開いてきて縮めないとという思いがあったから、頑張りました」(萩原)。山本、萩原が連続3Pシュートを決めるなど躍動を見せ、最後まで諦めずに戦う姿がそこにはあった。それでも最後まで桐蔭横浜大を捉えきれず、64―91で敗北を喫した。

 勝利をつかみたかった一戦だけに、選手の言葉には悔しさがにじみ出た。「相手のプレーに苦戦してうまく連携が取れず、明大のバスケットができなかった」(尾花)。序盤から力を発揮できていないのが、大きな痛手となった。だが修正点が分かった今、残りの試合でより進化を遂げた姿を期待したい。

[早坂春佑]

試合後のコメント
荻原
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
 「うまく得点に繋がらず、試合の入りが悪かったです。そこを明日の試合では修正していきたいです」

――リーグ戦残り3試合に向けての意気込みをお願いします
 「最近負けが続いていて良くない感じではあるので、雰囲気を良くしていって残りの3試合を勝ち切れるようにしていきたいです」

尾花
――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか
  「自分は3Pシュートを打つのが役割ですが全然決められず、チームに貢献できなかったのが悔しいです」

――チームの雰囲気としてはいかがですか。
 「今日の試合は雰囲気も落ち込んでしまいました。また明日から試合があるので雰囲気をあげていっていい形で試合に入りたいです」