関東インカレ展望
今年度最初の大規模な大会となる関東インカレ。関東の大学が陸上競技の各種目で競い合い、総合№1を目指す大会だ。明治は長く1部で戦ってきたが、昨年は各部門が結果を残せず、2部降格。伝統校のプライドを大きく傷つけられた。果たして今年はその悔しさを晴らし、悲願の1部に復帰することができるだろうか。
昇格に重要なのは長距離、短距離、競歩の各部門でバランスよくポイントをとること。関東インカレは各部門の総得点で順位を決めるため、チームの総合力が必要とされる。しかし過去の明治は競歩部門に頼っている部分があった。この「一部門依存」の状況を変えなければ昇格の道はない。
長距離部門では3年生の石川(卓・政経3)、安田(情コミ3)、松本(昂・情コミ3)が調子を上げている。特に石川は昨年に明大記録を更新し明治の新エースとなっている。一年時から注目されてきたこの3年生たちが結果を残せば昇格も大きく近づく。
短距離、競歩部門ではルーキーに期待が懸かる。短距離部門の粟津 (文1)は800mでインターハイ優勝。吉田(政経1)も100mでファイナリストとなるなど逸材がそろう。競歩部門のルーキー大竹(農1)も実力があり将来のエース候補。兄が明治で活躍した選手で一年目から注目されている存在だ。
昇格に必要なものは総合力。各部門がそれぞれ目標としている数字をしっかりこ なせば結果は出るはずだ。昨年の悔しさを晴らすため、伝統校のプライドを取り戻すため、今年度の最高のスタートを切るため、この大舞台で見せてほしい。
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