
第4Q残り0.5秒で延長戦につなぐも 専大に惜敗/関東大学1部リーグ戦
リーグ戦2巡目となる専大戦を迎えた。序盤からプレータイムをシェアしつつ、積極的なオフェンスを見せる。終始拮抗(きっこう)した今試合は、第4Q最終盤に明大が同点に追い付き、延長戦へ。だがディフェンスファールがかさみ、相手にフリースローを多く与えてしまうなど、惜しくも3点差で敗戦となった。
◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鴎大大行寺キャンパス他)
▼10・19 対専大戦(国立代々木競技場第二体育館)
明大72{15-20、19-17、15-16、16-12、7―10}75専大〇
スターターは、PG森田稀羅(営2=北陸学院)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成)、SF武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)
課題であったディフェンスを重点的に見直して挑んだ今試合。「1巡目の専大戦では自分が第1Qの序盤でケガをしてしまったことで、チームに迷惑をかけてしまった。今試合はもちろん勝つつもりで臨んだ」と挽回(ばんかい)を図った伊藤の徹底したリバウンドと、そこからのブレイクが強豪相手にはまり、試合開始直後から流れをつかむ。オフェンスでは3Pシュートのアテンプトを増やし、積極的に勝負に出る姿勢を見せる。しかし、思うように得点につながらず、競り合う形で前半を終えた。
後半では、武藤が足首を負傷するアクシデントや、立て続けのファールに手に汗握る展開となるも、タイムアウトで態勢を整え、第4Q中盤で同点に追いつく。ここから躍動を見せたのが、PF塚田大聖(政経2=土浦日大)。1点が明暗を分ける場面での塚田のブロックショットには会場が沸いた。さらに、残り0.5秒での塚田のシュートにより、勝敗の行方は延長戦へ。“攻め”が功を奏す結果となった。
延長戦でも塚田の勢いは衰えることを知らず、7点を獲得しチームに貢献する。しかしその後、5回目のパーソナルファールを犯し、コートを後にすることに。専大のフリースローで付けられた点差を巻き返すことができないまま、72―75で無念の敗北となった。
長期にわたり行われているリーグ戦も残すところあと5戦。1部リーグ上位を目標に掲げているだけに、今試合の黒星は大きな痛手となってしまった。だが、悔やんでいる時間はない。「次戦相手の中大は勢い付いているチームではあるが、確実に勝ってその後の試合につなげたい」(伊藤)。紫紺勢は次を見据えている。
[寺井和奏]
試合後のコメント
伊藤
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「入りから強度の高いプレーができました。また、序盤からゾーンディフェンスを仕掛けるなど高レベルのディフェンスを専大相手にできたことは良かったと思います」
塚田
――明日の意気込みをお願いします。
「明日の中大戦は絶対に勝ちたいと思います」
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