青木ベスト32、吉野も全日本へ/関東学生選手権

1999.01.01
 今大会には本学からは6名が出場し、本年度から主将、副将となった青木主将、吉野の両名が全日本出場権を手にした。

 「落ち着いて試合ができた」という青木主将は強豪国士大から素早く2本勝ちを収めるなどしながら5回戦まで進出した。
 5回戦では延長戦で一瞬の隙(すき)を突かれ面を取られ惜しくも敗退、ベスト32となり2年連続の全日本大会出場を獲得。

 吉野は4回戦に進み一進一退の打ち合いの末、引き面で一本を取られ敗退。敗者復活戦に望みを賭し、実力で相手を圧倒し勝利を収め見事全日本出場権を得た。

 結果として昨年度大会と同じ2名の全日本出場権を得、この結果に今野監督は「主将と副将が全国に出られたことは初めてだから秋の団体戦につながる」とほほを緩ませながらも、「成績としては不満足」とも苦言を呈した。

 青木主将は「(敗者復活でなくトーナメントで出場できて)今年はほっとしている」としながらも、「足が止まってしまう悪い癖が出た」と冷静に試合を振り返った。吉野もまた敗者復活戦での出場に「うれしくはない」と満足のいかない結果となったようだ。

 自分たちの弱点を克服すべく監督に直訴し朝練習を始めたという剣道部。「足を使う練習を重ねた」(青木主将)、「きつい練習だから下半身が鍛えられた」(吉野)など自らの剣道の地盤を固めるべく練習を積んでいる。「後輩に先輩が熱いということを示したい」(吉野)、その言葉を実現するため全日本大会そして団体戦へと臨む。