反省生かし、青学大に圧勝!/関東学生春季男子2部リーグ戦

1999.01.01
反省生かし、青学大に圧勝!/関東学生春季男子2部リーグ戦
 前2試合の内容を受け、気を引き締めて臨んだ本学。29点の大差をつけ、青学大に圧勝した。

 最下位青学大の攻守にキレがなかったせいか油断してしまう場面もあり、本学は前回同様失点が目立った。「少し失点が多かった。ディフェンスは70点」(松本監督)。しかし、それ以上に目立ったのが攻撃面での活躍だ。前回2試合の反省を修正し、失点からのリスタートやパスカットなどからの速攻で次々と得点。ミスも少なく攻撃のリズムがよかった。

 「全体的に見て前回より修正できていた。もう少しディフェンスを強化して、気持ちよく入れ替え戦に望みたい」(松本監督)。まずまずの評価を出しながらも来週の関東学大との首位攻防戦を見据え、表情が緩むことはなかった。

「中東の笛」避けよ、松本監督が要請

 松本監督は8日、今季リーグ戦1・2部入れ替え戦の対戦方式に関しての再検討を関東学生ハンドボール連盟に文書で要請した。

 1部リーグの中大が役員選手登録証を提出し忘れたことに対する処分として、1部最下位(10位)が自動的に決定したが、中大の入れ替え戦出場は認められることとなった今季リーグ戦。しかし1部10位と2部1位、1部9位と2部2位が争うという入れ替え戦の形式は変えられなかった。このため松本監督は文書の中で、2部の各大学が中大と対戦することを避けるべく、あえて2部2位を狙って昇格を確実にしようとするのではないかという疑念を周囲に与えるとしている。実際中大は昨年1部7位、一昨年1部6位の中堅チームであり、通常通り対戦結果により9位となった大学と入れ替え戦に臨んだほうが、1部昇格の可能性は高くなる。

 北京五輪アジア予選でのいわゆる「中東の笛」問題が注目される中、こうした疑いの残る試合を行うべきでないとし、対策として2部1位校が1部9位校・10位校から対戦相手を選ぶ方式を検討するよう、松本監督は求めている。