
シーソーゲームをモノに 山梨学大に快勝を収める/関東大学1部リーグ戦
今試合の相手は、前回対戦で延長戦にまでもつれた山梨学大。序盤から主導権を握ると正確なシュートで得点を重ね、前半を6点リードで終える。後半に入ると、相手の攻撃に対応が甘くなり一時は逆転を許すも、最後は武藤の連続得点で突き放し、86―79で勝利を収めた。
◆8・24~11・3 第100回関東大学1部リーグ戦(白鴎大大行寺キャンパス他)
▼10・14 対山梨学大戦(筑波大)
〇明大86{27-21、19-19、18-25、22-14}79山梨学大
スターターは、PG森田稀羅(営2=北陸学院)、SG越田大翔(政経4=仙台大明成)、SG武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)、PF小河原幹太(営4=八千代松陰)。
ここまで関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)未勝利と苦戦を強いられている山梨学大との一戦。「試合の入りから強度が高く、3Pシュートも高確率に決めることができたのでいい出だしだった」(伊藤)と振り返るように、開始早々からミスマッチを生かした攻撃で越田のゴールで先制に成功。その後も、伊藤やPF塚田大聖(政経2=土浦日大)の高精度な3Pシュートで得点を重ねていき、第1Qを6点リードで終える。第2Qに入ると序盤に連続得点を許し、同点に。それでもダブルチームディフェンスに屈することなく攻め続け、森田のスティールからパスを受けた武藤がシュート。バスケットカウントがたまって得たフリースローを越田が決めるなど、第1Qのリードを保ち前半を折り返す。
武藤、森田と3Pシュートで差を広げにかかるも、菅野(山梨学大)がロング3Pシュートを決めるとムードは一変。追われる焦りからか明大の連携ミスも目立ち、相手の3Pシュートで同点に追い付かれると明大は堪らずここでタイムアウト。立て直しを図りたい場面だったが、相手の連携に対応できず逆転を許す。「ボールハンドラーに対して強く出ていったが相手がそこにアジャストして簡単にパスをつながれてしまった」(PG平松克樹主将・情コミ4=福岡大大濠)。越田がブザービーターを決めるも1点ビハインドで運命の第4Qへ。ここから試合はお互い一歩も譲らない点の取り合いになっていく。相手に得点を許すも平松の連続3Pシュートで同点。そして、伊藤がファールを受けながらもゴールを決め切り、この場面で得たフリースローも冷静に決め逆転。その後は、武藤のミドルポストからのシュートや塚田の3Pシュートで突き放し、86―79で勝利をつかんだ。
「一試合一試合を大事にしていき、インカレに向けてそれぞれのパフォーマンスを上げることにもフォーカスして頑張っていきたい」(平松)。リーグ戦も残すはあと6試合。目標のインカレ優勝に向けて弾みをつけたいところだ。
[早坂春佑]
試合後のコメント
平松
――試合前の円陣ではどのようなことを話されていましたか。
「今日の試合を絶対に勝ち切らないといけなかったので、内容を求めすぎずに1点でも勝って試合に勝ち切ろうと話して試合に臨みました」
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「自分たちのバスケットを40分間としてやることに集中していきたいです。土日の試合をしっかり勝ち切って上位に食い込めるように頑張っていきたいです」
伊藤
――ミスマッチを生かしたオフェンスに関してはどうでしたか。
「武藤の高さや越田の3番ポジションのところでアドバンテージを取ることができて、後半は相手がそこにアジャストしてきてうまく決められなかったのですが、平松が高確率で得点を決めてくれて自分たちとしていいバスケットができました」
――この3連戦を総括していかがでしたか。
「個人としてもいい状態でしたし、昨日の試合負けはしましたがいいバスケットができていた中でそのまま今日の試合に入れて勝つことができて良かったです」
関連記事
RELATED ENTRIES