東大戦勝利で終わる/京王電鉄杯10大学フェスティバル

 明治は試合のスタートでターンオーバーが目立つ場面が多かった。しかし、伊与田主将(政経4)のゲームメイクにより、徐々に自分たちのペースをつかんでいく。あっという間に点差を広げ、50-23のダブルスコア以上で前半を終えた。

 後半に入ると、1年生選手も多く投入された。岸本(政経1)のドリブルインや、田村(政経1)の1対1など積極的なプレイが数多く見られ、東大を突き放していく。さらに、松林(政経2)と鈴木(農2)の速攻や華麗なコンビネーションも光り、反撃を許さなかった。

 試合が終わってみれば、常に明治リードの展開で93-44の圧勝。今日の勝利で、京王電鉄杯は7勝2敗という好成績に終わった。

 1年生の活躍も見られ、収穫の多かった今大会。2月からファンダメンタルとウエイトに力を入れてきた成果が、今ようやく出てきた。塚本ヘッドコーチは、「自分で努力する練習メニューを多く取り入れることで、負けない気持ちも伸ばしていってほしい」と、今月下旬から始まる関東トーナメントに向け、選手への期待を見せた。今後の課題は、試合の入りとディフェンス面のリバウンド。金丸(英・商3)、金丸(晃・政経2)は共に、「試合ではダンクシュートもねらっていきたい」と意欲的な姿勢を見せている。チームとしても上位進出を目指す。

 ここ数年、納得のいく結果を残せていない明治。そのような中、今大会は関東トーナメントに向けての良い弾みになった。