
首位・日体大に一時は迫るも 攻守がかみ合わず敗戦/関東大学1部リーグ戦
今試合の相手は、リーグ戦1位と圧倒的な強さを見せる日体大。序盤は留学生への対応に苦しむも、その後は両者引けを取らないプレーを見せ、7点ビハインドで折り返す。後半に入ると相手の一層強まった攻勢を抑え切れず大差をつけられ、69―96で大敗を喫した。
◆8・24〜11・3 第100回関東大学バスケットボールリーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼10・12対日体大戦(日体大世田谷キャンパス)
明大69{21―29、19―21、10―30、19―16}96日体大○
スターターは、PG平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)、SG針間大知(情コミ3=福岡大大濠)、SF武藤俊太朗(政経2=開志国際)、PF小河原幹太(営4=八千代松蔭)、PF伊藤治輝(政経4=桐光学園)。
リーグ戦を通して、進化を遂げてきた明大。首位を走る日体大を相手にどこまで力を発揮できるか期待のかかった今試合。開始ワンプレーから得点を許し、主導権を握られるも針間や塚田大聖(政経2=土浦日大)の連続3Pシュートが決まり、流れを渡さず。また、「シュートを決めきれたことと、第1Qでやられていたリバウンドをしっかりとることができた」(塚田)とディフェンスリバウンドからスピーディーな攻撃でファールを受けながらもゴールへねじ込んだ。その後は、一進一退の攻防が繰り広げられるも、序盤に許したリードを詰め切れず。40-50と10点ビハインドで折り返す。
「後半、相手に少し変わったディフェンスをされた時に自分たちが崩れてついていけなかった」(千葉天斗・法3=明成)と振り返るように、シュートを多く放つもリングに嫌われ得点を重ねられず。焦りからか連携でのミスも目立ち、ディフェンスではピックアンドロールからマークを外され、フリーでシュートを打たれる場面も多くあった。徐々に差を広げられていき、一時32点差に。それでも最後までコート内外で声が絶えることはなく、思いの込もったプレーも多く見られた。追い上げを見せるも、69―96で敗北を喫した。
「練習から声を出すというのを徹底してきたのが、試合でも発揮されて最後までチームの士気が下がらずにプレーできた」(塚田)。試合終了まで諦めずに泥臭く戦う姿勢がチームに根付いたのは大きな成果だ。チームの矢印がそろい始めた今、明大の飛躍に期待がかかる。
[早坂春佑]
試合後のコメント
千葉
――ご自身の役割はどのように考えていますか。
「自分の役割としてはディフェンスでチームを活気づけることが役割だと思います」
――今回の試合の収穫と課題を教えてください。
「今回の試合では競った場面で試合に出場させてもらったので、相手の主力選手とやり合えたのが今回の収穫でした。課題としては、まだまだ周りのチームメイトに頼ったプレーが多いことだと感じています」
塚田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「昨年は迷ってからシュートを打っていたが、今年は迷わずにしっかり打ち切ることができていて今日の試合でも意識してプレーすることができました」
――留学生とのマッチアップへの対策はどのようなことをされましたか。
「ボールを持っていないときもしっかりマークをついて、ボールを持った時はガードの選手とダブルチームで抑えにいくということを徹底していました」
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