
課題も収穫も見えた総合3位/関東学生春季選手権
新入生を迎えて初めてとなった今大会。依然として「チームレースの徹底」という課題は残るものの総合3位と、例年に比べて好調な滑り出しを見せた。
470級は決勝1日目に5位と、まずまずの位置につけた。2日目のレースでは、着実にレースを進めた。今年からクラスを変えた選手や新入生らが慣れない中でも奮闘し、結果二つ順位を上げた。新入生で唯一出場した小林(政経1)は「(風下に)下るときに、艇のバランスをとること」を課題に挙げたが、まだまだこれから伸びていくところだ。大一番のインカレまで半年、経験を積んで成長してほしい。
一方のスナイプ級は、決勝1日目を終え4位。だが1位から4位まで十数点差にひしめき、本学は逆転優勝を狙える位置にいた。2日目の第1、第2レースでは、近藤主将(政経4)・湯浅(政経2)組が1位でフィニッシュし、残る2艇も好位置でフィニッシュ。優勝の2文字が近づいたと思われたが、最終レースに落とし穴があった。上位集団を走っていた本学の2艇のうち、1艇がフライングで失格となってしまったのだ。この失格が重くのしかかり、結局一つも順位を上げられないまま、大会は幕を閉じた。
順位は満足いく結果にはならなかったが、収穫もあった。最終レースでは、今まで3番手だった星野(商4)・桐生(営2)組が1位でフィニッシュした。「次の大会まで時間が空くので、最後にトップになれてよかった」(星野)と喜んだ。また「個々のプランどおりにできればいい結果が出る」(近藤主将)と証明され、チーム全体が一歩前へ進めた。
秋の関東インカレまでは、個人戦の大会をこなしていく。ペアの経験をレースで重ね、強豪に打ち勝つ力を付けていってほしい。
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