しょこるみ準優勝! 夏を彩った明治のユニドル/UNIDOL 2024 Summer決勝、敗者復活戦

 13人で挑んだ大舞台。Zepp DiverCity(TOKYO)にて「UNIDOL 2024 Summer決勝戦/敗者復活戦」が行われ、明大から「chocolat lumière(しょこらるみえーる・以下、しょこるみ)」が出場した。かわいらしい衣装と昨年度王者にふさわしい圧巻のパフォーマンスで観客を魅了。惜しくも優勝に届かなかったものの、準優勝とベストドレッサー賞に輝いた。

セットリスト
1曲目 スタァライト九九組 『ディスカバリー!』
2曲目 櫻坂46 『Dead end』
3曲目 乃木坂46 『Sing Out!』

 『普通の女子大生が、一夜限りの〝アイドル〟としてステージに立つ』というコンセプトの下、大学生アイドル日本一を決める大会が開催された。それぞれが思いを込めたオリジナルのセットリストで、各チームが熱気あふれるパフォーマンスを見せる。そんな中、昨年度夏大会の王者・しょこるみが魅せた。「上品かつ舞台を見ているかのようなステージが魅力。一曲一曲で完結させるのではなく、3曲通して一つのメッセージが伝えられたらいいなという思いで踊っている」(あやめ)。

(写真:1曲目の様子)

 1曲目は勢いに乗ったテンポのいい『ディスカバリー!』でスタート。赤と白が映えるやわらかな衣装で登場すると、曲調に合わせたポップな踊りで盛り上げる。明るく元気の良いステップと、手を口元に寄せるかわいらしい仕草が場の空気をつかんだ。

(写真:2曲目の様子)

 続く2曲目にはクールでキレのある『Dead end』で雰囲気を変える。中でも〝かっこよさ〟と〝狂気〟を演出したのが、サビの一糸乱れぬ振り付け。「周りが指だけを動かして私が真ん中で踊るという振りだったが、激しくない振りでいかに印象を残せるか」(あやめ)を意識したと話す。時折ミステリアスな表情も見せながら、曲の世界観を表現していった。

(写真:3曲目の様子)

 そして、盛り上がりが一段と増したところで会場が暗転。真っ白な衣装に着飾り、白くまぶしいスポットライトに照らされるしょこるみが3曲目に選んだのは『Sing Out!』。スカートを揺らし、美しく見せるこの曲には「華やかなフィナーレの雰囲気になるように」(あやめ)という思いが込められていた。8分間のステージを、観客席の緑色のサイリウムとともにつくり上げたしょこるみ。最後は笑顔で彩り、希望に満ちた表情で締めくくる。3曲を通してまさに一つの舞台を完成させた。

 各大学が全てを出し切り、迎えた結果発表。MCの静恵一さんによる発表が続く中、ついにしょこるみの名前が呼ばれた。「ユニドル。2024サマー。決勝戦、準優勝は――、審査員順位2位、会場観客票順位2位、オンライン観客票順位5位。総合得点444点。明治大学・chocolat lumière」。夏2連覇は逃したが完成度の高い舞台は多くの人の心を響かせ、見事第2位に輝いた。また、世界観にマッチした衣装も高い評価を獲得し、ベストドレッサー賞も受賞。メンバーの目には涙が浮かんでいた。

 そして今大会には元Juice=Juiceの稲場愛香さんがMC及びゲストパフォーマンスとして出演。トークとライブで会場を盛り上げた。

(写真:稲場愛香さん)

 しょこるみは惜しくも優勝に届かなかったものの、観客に元気を届ける素晴らしい演技を見せてくれた。大会終了後には「私たちだけでは決して勝つことのできない大会で、こうして一緒に戦ってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」(あやめ)と、ファンである〝しょこる民〟の支えも口にした。一夜限りの特別な時間でアイドルへ。しょこるみはこれからも誰かの心に光を灯してくれるだろう。

[橋本太陽、保坂啓太郎]

大会後日コメント
こころ

――応援してくださる皆さまへメッセージをお願いします。
 「たくさんの応援を本当にありがとうございました!悔しい気持ちもありますが、準優勝という結果は私たちの力だけではなく、しょこる民全員で勝ち取ったものだと思っています!これからも大好きなしょこる民の皆さんと一緒に優勝を目指せるチームでありたいなと思います!改めまして今大会の応援ありがとうございました」