新体制の幕開け 東工大に圧倒的勝利/関東秋季交流戦

2024.10.07

 8月に行われた日本学生選手権で4年生が引退し、新チームをスタートさせた明大水泳部水球部門。代替わりを迎えて初めての大会、関東秋季交流戦3戦目の相手は東工大だ。1部リーグ所属の明大にとって負けられない戦いだったが、終始相手を寄せ付けず24―3で大勝利を収めた。

◆9・21~10・6 関東秋季交流戦
▼9・28 対東工大戦 (成蹊大学南プール)
明大24{8-1、5-1、7-1、4-0}3東工大

 筒井将登(営3=明大中野)新主将率いる新体制が幕を開けた。「この大会では優勝しないといけないと思っている。僕自身もチームをまとめる勉強にもなるし、 チームとしても日々成長できていることを実感するので、ここでいい流れを持ってリーグ戦やインカレ(日本学生選手権)でいい結果を残したい」(筒井)。9月21日、22日に行われた学習院大戦、東大戦に勝利し、東工大相手に迎えた第3戦。明大は第1Pから徹底したディフェンスで相手の攻撃を許さず、着実に点数を重ねていく。「自分たちのやるべきことであるノーファウルディフェンスとカットからのカウンターをたくさん出すことができた」(濱口颯太朗・農1=明大中野)。濱口や澤原大雅(理工1=明大中野)などルーキーを中心に得点を挙げ、8―1と大幅なリードに成功。つかんだ流れを離さぬまま、第2P、後半と相手を全く寄せ付けず圧巻のプレーで点差を広げていく。終始試合の主導権を握り続けた明大は、最終スコア24―3で勝利を収めた。

 互角や格上相手との戦いとなるリーグ戦やインカレとは違い、出場校の多くが関東学生2部リーグに所属する今大会ではチャレンジャーを迎い入れる立場となる明大。1部としての意地を見せつけ、狙うは優勝のみだ。「試合の度にチームが成長していることを実感している」(筒井)。まだまだチームは動き出したばかり、新星明大の活躍に注目だ。

[井手満菜]

試合後のコメント

筒井

――日々の練習などで主将として気をつけていることはありますか。

 「誰もが練習の意図や目標を理解できるように、その日に出た問題点を言葉で言うだけじゃなくて、文字にすることを心がけています。具体的には、ホワイトボードとかに問題点を書き出して、その解決のためにこういうこと意識するべきことを書くようにしています」

――今試合の反省点や次戦への課題を教えてください。

 「カットから攻めることはできていたんですけど、その攻めからの最後のパス回しだったり、決めないといけないところで決められていない部分があったので、そこを課題として今週1週間で修正していきたいなと思っています」

濱口

――これまでの交流戦を振り返ってみていかがですか。

 「先週の1試合目の学習院大戦の時は、チームのやるべきことがしっかりできていなくて、 結構反省点が多かったんですけど、そこから試合をやっていくたびにだんだん改善されていったのでよかったです」

――今大会での目標を教えてください。

 「1部リーグのチームとして、今大会では1番じゃないとダメだと思うので、しっかり圧勝で勝ち切れるように頑張りたいと思います」